プジョー 307SW （ワゴン） 「新型レガシーやVW、シトローエン、206...」のユーザーレビュー

新型レガシーやVW、シトローエン、206...

2003.8.31

総評

新型レガシーやVW、シトローエン、206SWなどと比べて購入を考えました。
307が満点だった訳ではありませんが、コンパクトで取りまわしがいいのに車内はけっこう広く、そして乗り心地もゆったりとして良い、なにより7人乗れるワゴン（ミニバンとは思いたくない気がしています）なのに、気持ち良くコーナーを駆け抜けてくれるなど、レガシーなど国産車の良い所は認めつつ、プジョーに軍配があがっていました。VWは昨年数ヶ月UKでパサートに乗っていた時のイメージ（高速安定性はいいけれど、ハンドリングなどに面白さがほとんど無い）と販売店が遠い事で候補から落ち、206SWと最後まで比べましたが。今も206SW、2Lのマニュアルに乗りたかった、と思うほどですが、よりゆったりした乗り心地でこのモデルとしました。
結果として上記スコアとコメントの通りです。
ご自分のライフスタイルや価値観にある程度入っていましたら、おすすめしたいと思います。欠点もありますが、毎週末が楽しみになるほど面白さや存在感があると思います。コンパクトなのに明るい車内にいざとなれば7人乗れて、空がいつも見える（運転席ではあまり関係ないとはいえ）上に、カーブを曲がるのが楽しみなクルマ、それが私の気持ちや価値観にぴったりでした。販売店の対応も結構いいと感じています。

満足している点

中速でのしっとり、ゆったりとした走行感と、他の欧州車並と思うが高速での安定感。
鋭くはありませんが、エンジンが軽快に吹け上がりさりげなく加速していく時の感じ。このクルマのコマーシャルや外観に一致した走りだしのイメージとでも言えるかな。
（私のはエーゲブルーですが）開放的な色を含めたの外装色の選択の広さとボディーカラーの青に会わせた明るく青いインテリア。
ガラスルーフの開放感と室内の明るさ、また同乗者が上を見上げて楽しんでいる事も嬉しいですね。
コンパクトなボディーに一時的とはいえ7名乗車できる事や横幅がまあまあ広く、4-5名乗車ならさほど窮屈と感じない車内。
ライトのカッティングなど現代的なエクステリアと日本におけるプジョーブランドの希少性。
同乗する人まで、このクルマ（あるいはプジョー、またはライオン印のエンブレム）に乗る事に、嬉しさや優越感を感じてもらっている（ように思われるんですが）事。
意外に静かな走行音(エンジン、ロードノイズ共に）。
国産純正カーオーディオの使いやすさ。（もっと良い音質がほしくなればまずスピーカーを変更して、取付け方法を改善するだけでも相当よくなると思います。現状でもEQの設定を変えるだけで、音への印象は随分よくなりました）
覚悟していた故障がまだほとんど無い事にも不思議と満足感を感じます。
そして、コーナーリング時の安定感と、精工で緻密な機械の動きを感じるハンドルの剛性や正確なトレース感、その際の振動も心地良く感じられます。

不満な点

AT transmissionは国産車に随分差をつけられていると思います。私はエンブレが良く効くプログラム（Software）には賛同しますが、変則時のショックに技術の低さを感じてしまいます。まるで15～20年前のホンダ車ATのようです。
SWにマニュアル車がラインナップされていなく、不満なAT車しか選択出来ない事。
運転席のシートの位置がやや左に寄りすぎで、左足のひざが窮屈と感じる時があります。（ささいな事ですが、これまでどなたも指摘されていませんが、皆さん問題ないんでしょうか。）
想像ですが、車重に対しエンジンの力がやや不足しているため、シフトアップの時やや高い回転数までひっぱる必要があるように思います。そのため市街地で特に燃費が良くない事。もう少し大きな排気量のエンジンが搭載できたら、ギア比の違いでむしろ燃費は良かったのではないのかと。単なる素人の想像ですが。いずれにしても燃費がイマイチです。
高速でお追い越しの時など、もうちょっとパワーがほしいですね。
2列目の3分割シートは、個々のシートサイズが大人にはやや狭く感じられます。
607にも言えますが、フロントNumber plate付近のデザイン処理はまだ消化しきれていないのではないかと。そのあたりは206や406のほうが私の好みですね。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験