日産 スカイライン ハイブリッド 「イケメン・スカイライン!」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山田 弘樹
山田 弘樹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
2
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
3
燃費
3
価格
1

イケメン・スカイライン!

2021.9.27

年式
2014年2月〜モデル
総評
イケメンで、乗り味も快適かつスポーティ。ここにプロパイロット2.0も備え、まさにスカイラインと呼べる内容に仕上がっている。とはいえシャシーが一世代古いので、新車として買うにはちょっと躊躇してしまうのも事実。大の日産党でなければ、ユーズドカーで手に入れるのが最善か。
満足している点
熟成のエンジン及びシャシーセッティングと、プロパイロット2.0の先進性。ゆったり走らせても快適で、前のめりに操っても楽しいその乗り味には、スカイラインの血統を感じることができて嬉しくなる。
不満な点
GT-Rほどにとは言わないが、やはりスポーツセダンとしての高い剛性感が欲しい。
デザイン

2

個人的には無理矢理付けたGT-Rグリルよりインフィニティグリルの方が好きだが、プロポーション自体はとても美しく、目ヂカラも強くてスカイラインらしさを感じる。
走行性能

4

ハイブリッドはボディバランスが良く、ハンドリングが良好。パワーユニットも低速ではモーターの加速がリニアであり、高速域では3.5L NAエンジンの気持ちよい吹け上がりが楽しめる。さらにプロパイロット2.0のアシストも新鮮。レベル3が現実化されていない現在、未だに古さを感じない。
乗り心地

4

一世代前のプラットフォームだけに、シャシー剛性に取り立ててすごみは感じられないのだが、足周りのバランスが良く、乗り心地は快適。
積載性

3

ハイブリッドはガソリンモデルに比べて100Lほどの差があるようだが、それでも400Lの容量が得られている。
燃費

3

カタログ燃費は12.4km/L。2.5L V6ハイブリッドであるレクサスISが18km/Lをマークすることを考えると燃費は不利に感じるが、VQ35HRの気持ちよさはかなりのもの。排気系パーツを換えるだけで別物になる素性の良さもこのエンジンにはある。
価格

1

プロパイロットを搭載するという理由もあるが、一世代前のアーキテクチャーに557万5900円というスタートプライスはやや高めに感じられる。
山田 弘樹
山田 弘樹
自動車ジャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。この経験を活かし現在執筆活動中。愛車は86年式のAE86と95年式の911カレラ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
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