2022年4月
■2022年4月
日産は、「キャラバン」ディーゼル車をマイナーチェンジして、2022年2月28日に発表、同年4月下旬に発売した。あわせて、専用内外装の仕様を施した最上級グレード「グランドプレミアムGX」を新設定した。
今回のマイナーチェンジでは、2021年にマイナーチェンジをしたガソリン車と同様に、内外装のデザインを一新。エクステリアはダイナミックで力強く存在感をアップ。インテリアは黒を基調とした落ち着いたイメージに仕上げている。ボディカラーは、「ピュアホワイトパール」、「ミッドナイトブラック」、「ステルスグレー」の3色を新たに追加設定した。
また歩行者の検知も可能な「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、「インテリジェント アラウンドビューモニター」、「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全技術を新たに装備。安全性能を大幅に向上させ、ディーゼル車においても全車「セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」の対象とした。
さらに運転の疲労を軽減する「スパイナルサポート機能付きシート」を全車に標準装備とした。パワートレインは、新ディーゼルエンジンと7速トランスミッションを採用。新ディーゼルエンジンは、排気処理に尿素SCRシステムを採用して、平成30年排出ガス規制に適応したクリーンな排気により、排気性能とCO2低減を高次元で両立。また多段化した7速トランスミッションを採用することで、燃費性能は「ロングボディ 3/6人乗り 4ドア 低床」モデルで、12.4km/Lから13.9km/L(JC08モード)と、12%向上したという。動力性能はクラストップのトルクをさらに進化させ、最大トルクは356N-mから370N-mとし、加速性も高めている。
なお今回のマイナーチェンジに合わせて、ディーゼル車のワイドボディを廃止。またマニュアルトランスミッションもガソリン車と同様に廃止された。
また日産の関連会社であるオーテックジャパンが手掛ける特別仕様車「プロスタイル」、および車中泊仕様車、ライフケアビークル(LV)「チェアキャブ」、「ワークユースビークル」シリーズのディーゼル車に、ベース車と同様のマイナーチェンジを行った。