基本的な部分は本当に良く出来た車でパッケージングに関しては今の車以上に纏まっている。
基本に忠実な運転をしていれば、満足できるし特に不満は感じない。
2010.3.20
- 総評
- 基本的な部分は本当に良く出来た車でパッケージングに関しては今の車以上に纏まっている。
基本に忠実な運転をしていれば、満足できるし特に不満は感じない。
装備は快適装備に関してはややお粗末だが、安全装備は当時のレベルでは合格点。
ただ、それ以上を求めるとかなり不満が出るしエクステリアに関してはもう少しランサーと差別化して欲しかった部分もある。
ミラージュ・セダンに関してはVIE-SALOONかMX TOURING、VRXを選んだ方が満足感が高い。
- 満足している点
- 基本に忠実な車。私が免許を取得して初めて購入する車としてはピッタリだと思います。乗り心地も静粛性もフィーリングも満足出来るし、自分の運転に対して素直に反応してくれるので運転の基本を学ぶには良い車。教習車として使われたくらいだしねw
1.5Lエンジンとしては比較的低回転から途方も無いトルクが印象的。どれくらい凄いかと言うと…。ある日、私は45度に近い登り坂で車を止めて、ギアを1速に入れてアクセルを入れずに「クラッチだけを繋いでみた」。無論、坂道でそんな事をしたらエンストして坂を逆走しかねないはずが…何事もなく登りやがったw
燃費も普通に走っている限りでは悪くは無いし、上手く走れば(毎日乗っても)ガソリン代も月々4000円以内に収まる。
室内スペースも家族5人で乗ってもそれほど窮屈な感じはしないし、シートも疲れにくい形状とクッションも良い。
装備は走行や安全に影響を与えるもの:SRSエアバッグやプリテンショナー付きシートベルト、ABS、パワステと合格点レベル。
特にパワステ(個人の好みによるが)は重さも適度でアシストもフロントタイヤのフィードバックを邪魔しないから私としてはかなり好き。シートベルトもかなり優秀でどんな時もしっかりとシートに押さえつけてくれる。特に50km/h前後で土手に突っ込んだしまった時に車が殆ど大破したのに対して私が無傷で済んだのはこのシートベルトのおかげともいえる。
エクステリアに関してはランサーと同じボディーということでエアロなどはランエボから流用することが出来るなど自由度は高い。
- 不満な点
- VIE-EXTRAという下級グレードと言うこともあって、上級グレードとの装備差が激しい。ダッシュボードもドアパネルも味気ないグレーで統一されているし、エアコンはフルマニュアルで使い勝手はそれほど良くない。
シートに関しては快適性はあるものの、サポート性は皆無でリアシートのトランクスルー機能までもケチっているのもマイナスポイント。
走行性能に関しては最初は満足するものの、運転に慣れて次第に走りに目覚め始めると嫌でも物足りなさを感じてしまう。サスは形式こそは上等なものだが、バネやダンパーが安物なので限界は異常に低いため、ハードにコーナーを攻めるのには向いていない。高速性能は100km/hまでは保証できるが、それより先は神頼みになる。タイヤを2サイズほどアップしてエアロを組めば160km/hまでは行ける。
そしてブレーキ…効き目はそれほどよくは無いがむしろそれよりも気になるのはABSの頭の悪さだ。一度ABSの作動領域に入ればまるでペーパーロック現象を起したかのような錯覚がおきるほど恐ろしくブレーキの制動距離が伸びる。
そして、エクステリア…。上級グレードならサイドスカートとかリップとかリアスポが付いて来るが、VIE-EXTRAは営業車並みに何も付いていない。気にしない人なら大丈夫だけど、ランエボとかにあこがれている人だとこれがもの凄く悲しくなるし、この外観のせいでアルファイアとかベルファードに乗っている頭の悪そうなDQNが強引に割り込んでくるし、トラックも後ろから煽ってくる。エボⅥのリアスポ、サイドスカート、リップ、ホイールを決めてからはそんなことも無くなったけどね。
で、ランサーと共通のボディー…これはある意味では利点だが、ミラージュ乗りとしてはもの凄く悲しい事態を招く事が多い。
そう、誰もミラージュだと認識してくれないのだ。ましてランエボからエアロ類を移植した日にはいきなり「これ、エボいくつですか?」なんて質問される始末…。
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