三菱 レグナム 「根強いファンが未だにいる車」のユーザーレビュー

根強いファンが未だにいる車

2018.9.3

総評

愛車はAYCなどの故障確定部品が装備されてないタイプVですので、購入時は嬉しい誤算でした(笑)　

タイプSのような豪華装備でなくとも、00年代以降の安っぽい内装よりは断然良い内装ですし、不満な点といっても、予測内でしたので、個人的にはかなり満足できた車です。

今ではめっきり見なくなった絶滅危惧車の一つですので、欲しくてたまらない方は、中古で出てきたら即決しないともう後が無いかもです…。

満足している点

・2.5L V6ツインターボから絞り出される圧倒的なパワーとトルク。

・しっかりと本革を各所に使用した安っぽくない内装。

・Invecs-Ⅱの賢い変速制御。

・逆スラントのダイヤモンドノーズカットデザインによる威圧感漂うフロントマスク。

・夜間の安全性に貢献するコーナリングランプ。

・保険料はレガシィとあまり変わらない

不満な点

・燃費　　道路事情よりけりですが、田舎の普段使いだと8～10km/Lといったところです。　燃費に期待はしてはいけません(笑)

・トラブル　VR-4、GDIエンジン搭載モデル含め　それぞれに固有のトラブルが存在します。もう20年選手だから…という訳でもなく発売当初からVR-4だとミッショントラブル、AYC故障、細かい補機類の故障など様々。。
GDIはもれなくカーボン詰まりやアイドル不調。
それ相応の覚悟をして乗る車です(泣)

・オイル管理　三菱車全般ですが、油圧の掛かりやすい車はとにかくオイルが減りやすいです。実際自分の車もそうでした。オイル上がり、オイル下がりもよく聞かれますので 特に注意が必要です。

・熱が籠るエンジンルーム　走行直後は火傷するほど熱が充満します。ハードな運転をする方は熱対策が必要かもしれません。

・車好きな人に対してでもオススメできない維持費と保険内容(笑)乗る気満々な人は別ですが。。
自動車税　重量税共に5万強。さらに年式からも分かる通り、保険の保証金額もほんの気持ち程度しか保険屋さんから保証されません。大事故起こしたら基本一発廃車です。

デザイン

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走行性能

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電子制御燃料噴射(ECIマルチ)とワイヤースロットルの組み合わせなので、癖もなくアクセルを踏んだだけ加速してくれる感がとても良いです。　

ターボの効きもターボラグを極端に感じず、低回転はトルクで　ターボが効き始めるとぐいぐい加速する感じが病みつきになります(笑)

ミッションはアクセル開度と傾斜の角度から最適な変速をしてくれます。ハイギヤードな設定で低回転での巡航が可能な5ATは、トルク37kgfmのスペックとはむしろ釣り合いが取れていると思います。

操作関係も、ごちゃごちゃしておらず　三菱特有のファジー制御エアコンのパネル周りも扱いやすいです。

乗り心地

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四輪マルチリンクサスはまるで高級車のような乗り心地。言うなればクラウンエステートのアスリートを少し固めにしたような足周り。ハードなスポーツ走行は重量がネックになるのであまり得意ではないかもです。AYC装着車はまた別ですが(笑)

エンジンの音、心地よいタービンの過給音が共に聞こえ、ドライバーをワクワクさせます。俗に言う、金の燃える音です(爆)

シートも、ホールド性はスポーツシートほどではありませんが　長距離をクルージングするには十分な固さとホールド性です。　

積載性

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ステーションワゴンの人気車であるレガシィと比べると、マルチリンクサスの取り付けスペースの問題で、たくさん載せれる訳ではないですが、カーゴ床下　側面に収納スペースが結構あり　細かい物は見えないところへ収めれるので常にすっきりした状態が保てます。

燃費

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田舎の信号が少ない国道ばかりの使用だと、8～10km/L

アップダウンの多い自動車道を使うと9km/L

都市部の交通量が多い場所だと6km/L(こちらはネット上の参考値)

と　に　か　く　減　り　ま　す　。

価格

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故障経験

今のところ大きな故障はありませんが、先ほど述べたように、

・エンジンオイルのこまめな交換
・経年劣化部品
・各グレードごとに起こりうる可能性のあるトラブル

いろいろと調べてから乗ることをオススメします。

また、せっかく直そうとしても部品が見つからない！なんて事態にも絶対陥ると思うので、あらかじめ対応できるショップや対策を考える必要があります。