メルセデス・ベンツ ミディアムクラス セダン 「車に対する価値観が変わる車です。 １０...」のユーザーレビュー

車に対する価値観が変わる車です。 １０...

2002.9.7

総評

車に対する価値観が変わる車です。
１０年経過しても何ら不自由を感じさせません。
中古車で探すと国産なら新車の小型車の上位グレード、
ミドルクラスの低位グレードが買える値段ですが､
少しの冒険心と多少の車の技術や知識があれば十分に選択肢に入れて良い車です。

但し､壊れると飛んでもなく高い修理代が待っています。
ＡＴ、エアコン、この辺は要チェックです。
信頼出来る購入店を選ばないと、後で後悔する可能性大です。

メルセデスにとっては１０年､１０万キロなんて､どうって事ないことです。
消耗部品さえ換えれば、新車の味が戻ります。
最低５０万ぐらいは整備に廻せる余力を持って購入する事をお勧めします。
私の場合は７０万ほど掛けて整備しました。

メルセデスベンツの有る暮らし…いろいろな面でエンジョイしています。

満足している点

メルセデスの中ではマイナーな車とされています。
しかしミドルクラスの４ドアセダンに４，２００ｃｃのＶ８ＤＯＨＣエンジンを押し込んだ車…Ｓクラスの３２０で威張るより知性的（自爆）です。

動力性能は化け物の５００Ｅには及びませんが､十分以上に速い車です。
この車の性能の限界を試していたら何度も運転免許試験場に通うようです（笑）。

特別なスポーツカー以外はアクセル一踏み…バックミラーのかなたです。
何の変哲もないセダンが…圧倒的な動力性能を持っています。
平凡な外見、でもすごい…羊の皮を被ったセダン、そんな感じの車です。

ターボだとかスーパーチャージャーだとか…いろいろな仕掛けを使った車もありますが､自然吸気の大排気量の自然なフィールが良い感じです。
アクセルを踏めばどんな速度域からでもシートバックに背中を押し付けられます。

内装はシンプルですが､必要十分なものです。
ギミックが好きな方には不評かもしれませんが…。
コストを掛けて良い物を妥協せずに使っています。

乗ってみれば、すぐに分かるボディー剛性の高さは特筆ものです。
ドアの開閉から…明らかに違いを感じさせてくれます。

道具として､機械として良く出来ている車です。
よき日のメルセデス哲学を具現化している車です。
運転する喜び､所有する喜びを１０年過ぎても､オーナーにもたらしてくれます。

不満な点

高級車だけれど､それを感じさせない…これはこの車の性格です。
使っている素材は最高級です。
でも、見てくれの華美には走っていません。

この車の装備で同乗者を驚かす事は不可能です。
国産の小型車の方が…玩具､満載でしょう（笑）。

コストを掛けすぎて高額になってしまった実用車…そんな感じです。

１９５／６５のタイヤ…普通の走行では不満は有りませんが､２７５馬力、４２キロのトルクをＦＲで受け止めるには､役不足の感があります。

太ければ良いってものじゃ有りませんが､もう１ランクサイズアップしても良いと思います。
乗り心地と操舵感覚はとてもバランスが取れているとは思いますが…。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験