マツダ アンフィニMS-8 「もはや全てが前時代的で過去の遺物といえる...」のユーザーレビュー

もはや全てが前時代的で過去の遺物といえる...

2007.7.31

総評

もはや全てが前時代的で過去の遺物といえる。
だけど、私はその柔らかな曲線を描く内外装デザインと官能的エンジンの虜なのです。

満足している点

すでに12年経過した中古車を手に入れて乗っているのですが、程度も品質も極めて良い個体でしたから満足しています。
軽快に吹け上がるＶ６エンジンはまさに爽快ですし歴史的逸品だと思っています。きっとこのエンジンを搭載したクルマに乗れば、マツダ車に対するやっかみや食わず嫌いは無くなると思いますし、マツダというメーカーに対する価値観が拡がるでしょう。
しかし、見事なまでに高回転型なので重厚さはまったくありません。そこがルーチェやセンティアといったかつてのマツダ製高級車とは全く異なるところでしょう。
内外共に上質で個性的ななミドルセダンという風体を成してはいるのですが、実際は俊足なスポーツクーペといったクルマだと思います。
個人的にはいろいろと気に入ってはいるのですが、アクが強いクルマゆえに乗る人を選ぶでしょうね。新車時から不人気車種だったようなので、中古車は軽自動車を買うより遙かにお安いです。ちなみに私のクルマの車両代金は走行距離もまだそれほど延びていないのに、たったの18万円でした。
ボディサイズ的にも大きすぎず、取り回しの良さは特筆モノでしょう。
思っていたよりも高品質で堅牢な作りなので末永く付き合えそうです。

不満な点

足廻りが柔らかすぎですし、全身にみなぎるパワーを伝え切れていないような。ボディの剛性は思っていたよりもあると思いますし、やはり背が低いだけあって空気抵抗も少ないです。それから、低中速トルクがあるといいかなあ。フォードのプローブに積んだ同型エンジンはちゃんと市街地向きにデチューンして載せていたようですが。つねに回していないと面白くないエンジンなんですよ。だから、期せずして乱暴な運転になりがちです。つまり、裏を返せばそれは危険極まりないということ。確実に事故を誘発したり、交通違反のリスクも高まるでしょう。実際、私もつい先日にオービスの餌食になってしまいましたよ。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験