この車はマツダオートザムクレフですが、失敗に終わった車ですか？ 誰を対象に設定したのですか？

Question

Answer 1

オートザムクレフは、1992年に発売したものの、1994年に販売終了しています。
この頃の国産車のモデルライフは平均４年くらいでしたから、モデルライフを全うせずにモデル廃止となりましたので、大失敗と言っていいでしょう。

この車の存在を記憶している人も少なく、言わば「珍車」扱いになっています。

失敗の原因ですが、「オートザム」というディーラーの品揃えにマッチングしていなかったのと、オートザム自体は元々、自動車整備工場や中古車販売店が地域の人達に軽自動車、コンパクトカーを売っていたようなところが多く、大型普通乗用車の販売ノウハウも少なかったのではないか、と思います。

ですから一般的な認識として、オートザム店に大型普通乗用車が取り扱われている事を知っている人も極めて少なく、オートザムの顧客以外の人達の認知度へも極端に低かったと思います。
そんな状態ですから、この車をオートザムで売る事自体が無謀だったと言わざるを得ません。

また、個性的なデザインも売れなかった原因だと思います。
オートザムの主力モデルは、軽自動車のキャロルです。
当時のキャロルは、丸みを強調した可愛らしいエクステリアデザインで、女性には人気がありましたが、このデザインテイストをそのまま普通乗用車のクレフにも合わせてしまい、ターゲットユーザーが見えにくい車でもありました。

当時のマツダの無謀な５チャンネル作戦の大失敗を象徴するような１台でした。

質問者からのお礼コメント

確かにオートザム車にしてはケッタイな車ですが(笑)
私も稀にしか見かけない。

Answer 2

見たことはあるが具体的な車種が分からないままだった。

Answer 3

オートザム販売店で取り扱う車種を増やすために作った車で、
ユーザーを見ないで造ったからこういう運命をたどりました。