リンカーン タウンカー 「1生に1度はどうでしょうか？ 前車から乗り換えて約3年程乗りましたので再度、修正や気づいた点などを加えて投稿します。 前車はH13年式、ホンダ・KA9」のユーザーレビュー

1生に1度はどうでしょうか？ 前車から乗り換えて約3年程乗りましたので再度、修正や気づいた点などを加えて投稿します。 前車はH13年式、ホンダ・KA9

2011.1.10

総評

1生に1度はどうでしょうか？
前車から乗り換えて約3年程乗りましたので再度、修正や気づいた点などを加えて投稿します。
前車はH13年式、ホンダ・KA9レジェンドです。
他、KA7レジェンド・32セドリック・S13シルビア・30ソアラ・Q45インフィニティ・E38BMW750iL・Y50フーガ
を過去に所有していました。
国産車とはかけ離れた大きさ・スタイル・雰囲気....。理屈でこの車は語れません。
車の単純性能だけで比較すると他社車のライバル達に大きく差がついてしまいますが、
ライバル達にはなく、タウンカーだけにしか持ち得ない圧倒的な「個性」が人の感性を刺激し、
魅力的に映るのだと思います。
島国ではなく、大陸とその国民性が生み出した強烈な個性を存分に堪能でき、
それがまた、国産車では味わえない優越感や所有する歓びを教えてくれます。
同時に、
「こことここのボディのチリが1mm違う」「ヘッドライト内に若干ホコリが入っている」
といった細かな部分を受け入れられる、大らかな精神が必要です。
新車時で塗装に異物混入、ごく小さなキズがある、ヘッドライトが左右均一に取り付けられていない、etc...
それらがデフォルトの車です。実際に私がディーラーなどで目にしてきた事例です。
全て許容することができれば、より一層のカーライフを楽しめることは間違いないと断言できます。
それほどの魅力が充分あります。
ですが、並行輸入のタウンカーを購入するときは気をつけてください。
国内オークションに流通している中古並行タウンカーの9割以上が走行距離改ざん車です。
まともな車はない、と思った方がいいでしょう。
CAR FAXなどで本国の履歴を調べてから検討して下さい。ひどい車両になると水没車、盗難車なども出てきます。
(過去に私が調べた車両で実際にあった事例です)
私も当初はカルティエを購入したかったのですが、上記等の理由から正規販売店でディーラー物を購入しました。
どうしてもカルティエが欲しい方は、新車並行をおすすめします。
とにかく購入にあたっては念入りな情報収集に努めて下さい。
状態の良い車両と悪い車両とでは、天と地ほどの差があります。
このレビューが車両選びの1つの材料になれれば幸いです。

満足している点

・スタイル
　この車は日本ではかなり希少です。なかなか見ません。
　人とイヤな方、車で目立ちたい方にはいいかもしれません。
　縦にボリューム感のない、ワイド&ローに近い伸びやかなスタイルは素直に美しいです。
・ふわふわとした乗り心地
　これは賛否がわかれるところかもしれませんが、私は好きです。
　段差を段差とも思わない柔らかい足が全ての衝撃を軽くいなしてくれます。
　今の国産車にはまずない乗り味でしょう。陸を走る船のような感じです。
　まさにアメ車の王道でしょう。
・独特な雰囲気
　その大きさと相まって、独特なオーラを放ちます。
　所有する歓びを教えてくれます。
・ 静粛性
　 前車とは比べ物にならない程、静かです。
　 クラウンシリーズ程には静粛性はありませんが、充分一般以上の水準です。
　 エンジン音、ルーフの雨音が少し耳につくのが残念。
・燃費
　意外に燃費も悪くありません。
　私のタウンカーは街乗りでリッター6は走っています。
・広大なトランク
　大人2人は軽く入るでしょう。
　荷物を多く載せる方には便利だと思います。

不満な点

・車両の大きさ
　日本で走るには明らかに大きすぎます。
　購入したい方は止める駐車場ともよく相談してください。
・メンテナンス等
　国産車と同じ感覚で考えていると厳しいです。勿論当たりハズレもあるでしょうが、
　純粋に工業製品として国産車と比較した場合、色々な箇所に不具合が出やすいのは事実と思います。
　購入前から調子の悪い部分が多々あり、保証で壊れた箇所を直してもらいましたが、
　本来ならば修理費用に相当かかってます。ちょっとした程度のいい軽の中古車が買える程。
・走行性能
　4AT、220馬力のエンジン、やはり物足りません。
　トルクはありますが、エンジン制御の関係からかアクセルをポンと奥に踏んでも
　瞬間的で鋭い加速は出ません。
　勾配のついた高速の合流や坂道などでは、なかなか前に出ず、
　じれったくなる経験を何度もしています。
　そしてカーブでは激しく車体が傾き、まるで少し前のミニバンに乗っているかのよう。
　(03～以降のタウンカーは多少改善されていましたが...)
　首都高を走行するのが怖いです。
・室内の大きさ
　横はありますが、全長から反して意外と縦がなく、助手席のレッグスペースがさほどありません。
　また、後席のヘッドクリアランスが狭く感じます。
　座面にきちんと座って深く腰掛けると私の場合、頭(髪)が当たります。(当方身長186cm)
　よく見かける一般的なタクシーの方が余裕がありました。
　(この点についてはD車の専用装備、後席シートヒーター・リクライニングで、
　リアシートの座面が本来より厚くなっている可能性有り)
・内装の質感の悪さ
　よく見ると、内装全体がとてもプラスチッキーで質感・華やかさに欠けます。
　内装パネルの型の見切りラインがうまく処理されておらず、所々むき出しなのもいただけません。
　ドリンクホルダーは軽、コンパクトカークラスの出来栄え。
　缶コーヒーなどを置くとカタカタと音を立て、路面の荒れた道路を走行すると少しこぼれたりします。
・見切りが悪い
　フロント左Aピラーが邪魔で左折の際に非常に見づらい。
　トランクが長く、先端に向かって勾配があり、リアガラスの形状から
　トランク先端の感覚が掴みにくく、全くトランクが見えないのでバックの際、車体への目標がない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験