HYUNDAIの車は工業製品としてはどう評価される？

Question

各自動車メーカーが売上がイマイチで伸び悩んでいるところでヒュンダイはかなりの伸び率で売上を伸ばしていると聞いてます。
TOYOTAやVWら大手は横ばいの中でヒュンダイとどこかの会社だけが凄い伸び率だったと記憶してます。
ヒュンダイは工業製品としてはどれくらいの完成度で信頼性があるのですか？

実際日本企業はヒュンダイを意識してますか？
日本車が買って欲しい層とヒュンダイの買って欲しい層は違いますか？
東南アジアとかではヒュンダイが多く走っているなんて聞きますけど。
日本車のブランド価値、ドイツ車のブランド価値、それぞれありますが韓国車のブランド価値は日本やドイツと比べてどうなのか。
アパレルメーカーで言うならアルマーニやプラダとユニクロくらいの差はあるのでしょうか？
工業製品としての価値とブランドとしての価値の両面でどう世界で評価されてるのですか？

Answer 1

自工会（日本のメーカー団体）の定期記者会見ではヒュンダイ車の
話題はあまりなく、脅威とはされていないように見えます。

ですが世界的に見ればヒュンダイ車はそれなりの評価をされています。
東南アジアなどでは排ガス問題が浮上していて、ガソリン車より
エコカーが注目されています。

LEVO（環境優良車普及機構）によると
日本で言えばエコカーはEVやHVですが、開発途上国ではエコカーというと
LNG、CNG車のことを指すようです。

日本の自動車メーカーはそこがめっきり弱く、EV・HV技術は高くとも
車体は高価で既に車で溢れている先進国ばかりに目が向いています。

一方ヒュンダイはグレンジャーやソナタなどLPG車の技術が高く、
事業用車でCNG車両も多く開発してきました。
さらにガソリン車でも天然ガス車でも
安価なため「これから自動車が増える地域」にシェアを急速に拡大することができたというのが要因の一つとしてあるようです。

それに加え新世代のハイブリッド車でも新型のソナタハイブリッドが
最大とも言える自動車市場北米でトヨタのプリウスに次ぐHV部門2位になりました。

ヒュンダイの技術は基本的には追随です。日本や他国の成功例を見て後から開発するパターンが多いので遅れをとりますが、着実に技術を吸収しています。
決して日本と比べて工業製品的に圧倒的に劣っているというわけではないです。
故障率は日本より高いですが。



ブランドイメージとしては韓国車は安価でそこそこの性能という感じで
たしかにユニクロ的な立ち位置にあると思われます。

先進国では日本車を買う層と韓国車を買う層は重なります。
現在技術力とシェアで日本車は韓国車を上回っていますが、いずれ東南アジアなどで戦いになった場合は最大のライバルで、しかも韓国にリードを許すなんてこともありえます。

日本も韓国もコストに優れている安価な車というイメージです。実用的なものです。
韓国がユニクロなら日本車はギャップあたり、日常着るにはさほど差はないが日本のほうが若干優れているが若干高い。という感じ

ドイツ車は性能と技術、ブランドでバランスのとれた優等生です。
技術的には日本も高レベルですがドイツにブランド力では及びません。

最近はアウディがフォルクスワーゲンからブランドセパレートされ
独自の売り込みをかけていたりと、ブランド力を活かした攻撃が得意です。
基本的にヨーロッパや日本、北米など先進国中心に展開し、売れています。
どちらかというと高くてブランドが良いものというイメージです。

その点韓国も日本も高級ブランドというイメージはあまりありません。
日本もレクサス（海外ではトヨタブランドと別（セパレート）されてる）など
ありますが、全体的に欧米車には及びません。



日本メーカーは東南アジアなどの公共入札にあまり関与しませんが
韓国は次々と落札し、市場に投入しています。
もともと日本を始め世界の先進メーカーにシェアも技術も遅れをとっていた韓国は
スキマ産業的にいち早くまだ未開拓の地域に売り込みをかけたのです。

日本は世界の自動車のシェアトップレベルの企業がありますが、これから果たしてどうなるかは誰も予測がつかないところです。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。
油断はしてはならないという感じですかね。

Answer 2

某自動車メーカー関連企業に勤務しております。
韓国の自動車メーカーは全く気に気にしていませんし話題にもなりません。
成長率がどうだとかお前に品質的に水準が低いとみていますが。