ホンダ ビート 「25年乗ってきて」のユーザーレビュー

25年乗ってきて

2020.5.20

総評

約30年経た今も部品がある。これは驚異です。
25年前に知り合いから譲り受けた車ですが、20年を経過した頃エンジンがかからなくなりそのまま最近5年ほど寝かせていました。修理する気力が出てきて復活させようとしましたがエンジン不動の理由もつかめずどうにもならない部分ばかり。ディーラーに泣きついて修理を頼みました。その際未だに手に入るパーツが多く、スムーズに修理が進み助かりました。タンクなど欠品パーツはあったのですが中古パーツの流通も豊富で新品では手に入らないものを補い、不動車を再び走らせることができました。
ディーラーでこんな古い車でも修理してもらえたこともびっくりですが。
所有して以来の変更点は細々あります。
トラブルないようエンジンはエキパイ、マフラーのみの交換であとはさわらず。
前14、後15にインチアップしました。
足回りは固くなりすぎない程度のサスにして車体への影響が極力ないようにしています。
派手な格好は嫌い、というのが主義ですから、外見はノーマル然としてます。
ただ、オーディオは1DINサイズを付けられるようにしてヘッドはP940、ケーブル引き直し、アンプ、スピーカーはビーウィズ、サブウーハーはたいしたことはないですが積めるサイズだったJVCを、と凝ってしまいました。しかし素人なのでこの車体でオーディオの性能を活かす知恵もノウハウもなく、取り付けの雑さもありせっかくの機材も宝の持ち腐れ状態です。
この車はごく当たり前の速度でこそ面白い車です。
今は壊してしまわないよう、余裕のある速度でミッドシップアミューズメントを満喫しています。

満足している点

エンジン。ひたすらこの車の魅力はエンジンです。一気に吹け上がろうとするエンジン。
冷静になるとパワー感なく、ただ回るだけとも言えるのですが、演出効果は素晴らしい。
仮に実用的なエンジンなら、この車はこれ程長く愛されたでしょうか？
ごく当たり前の速度でも速く走っている錯覚をこれだけ持たせる車は他には見当たりません。

不満な点

仕方ないですが、年式なりの故障。車体なりに狭い室内。
今と違い昔の基準の車ですから当然気を使わなければならないところが多いです。

デザイン

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走行性能

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吹け上がりはいいがパワーはないです。雰囲気に騙されておきましょう。その気になるとリスクだけが増えます。
ミッドシップです。前輪接地感薄く、尻振ると制御するのは至難です。スピンした時の恐怖は忘れられません。
ハンドリングは昔乗ったKP61の方がわかりやすい楽しさだったのですが、この車はエンジンが全ての楽しさの源になる車です。ゆっくりハンドルとアクセルに相談するように走るのがいいと思います。

乗り心地

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乗り心地は硬く悪く、静粛性は皆無。振動も劣悪。
おまけに狭い中助手席側のスペースは更に狭くデートカーにはなり得ない車。
運転している者はいいとして同乗して喜ぶ人は少数派で、一般的には苦痛を味わいそうです。
私は助手席をエマージェンシー用と考え、一人乗りと割りきっています。

積載性

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小さいバックくらいなら。
一人なら助手席に結構積めますがあまり大荷物を積むのはスマートではないし、控えています。
S660と比べたらエンジンフード上等積めるスペースはあります。
が、大きい荷物、大量の荷物がある時はああすれば、こうすれば、と無理するより素直に車を変えています。

燃費

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10～13くらいでしょうか。今はごく短距離ドライブしか使わないので伸びません。

価格

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故障経験

クラッチやヒューズ、エアコン等故障しましたがなんとか自走で帰れるレベル。
本当に困ったのがデスビトラブルでした。走行中でなかったのが救いでしたが突然エンジンが止まりかからなくなるので参りました。
普通の方が乗るならちゃんと面倒みてくれるディーラー、ショップが必要だと思います。