頼りになる相棒
1996年1月生まれの車ですが、二人のオーナを経て我が家に来たのは5年後の2001年2月、既に
68,000km走っていました。以来、
2011.2.17
- 総評
- 頼りになる相棒
1996年1月生まれの車ですが、二人のオーナを経て我が家に来たのは5年後の2001年2月、既に
68,000km走っていました。以来、今日までの10年間、屋根付軽トラとして荷物を積んでの長い急坂の登り下りや車幅ぎりぎりの細い未舗装林道の走行、市街での買い物の供、更に、二十数回に及ぶ神奈川から石川県南部まで片道430kmの道程の往復等、頼りになる相棒として87,000kmを共に走り、2011年2月現在の全走行距離は15,4000kmに達しています。
この間、故障は108,000kmでクラッチ中板スプリングが破損し、走行中、2速及び1速へのシフトダウンが出来なくなったこと、ハンドル機構の調子が悪くなり、キイキイ鳴ったり、時々右側へ
急回転して対向車に衝突しそうになったこともあります。特に、路面状態の変化点では要注意です。
燃費は660ccの車では、乗員数、荷物の有無、運転の仕方等に敏感に影響されます。この車の
10年間の満タン法による測定では、7~20km/Lの間でほぼ正規分布を呈し、街乗りでは10km/L前後、一般道では急坂や未舗装部分を含めて13km/L程度、高速道を含む一般道の長距離走行では
15~17km/L程度となりました。10年間の全走行距離86,800kmを全給油量6,461Lで割った値は
13.5km/Lとなった。なお、高速道路では80~90km、登り坂では登坂車線を80km以下で走行し、信号の少ない一般道を50~60kmで走行すれば、17~18km/Lとなりました。
最近、エンジンの音や振動が大きくなってきましたが、エンジンオイルの交換等、きめ細かく手入れすればまだまだ走れる相棒です。これからは老人が老車を労りつつ乗せてもらうことになりますが、どちらかが命尽きるまで乗る積りです。
- 満足している点
- ①ホイルベースが短く小回りが利くので、山道や街中の走行に適している。
②デフが無く地上最低高が19cmと高いので、田んぼ道やでこぼこの山道で「亀」にならず、走行し 易い。
③車輪が座席の下にあるので足元が広い。
④運転席前面パネルの上面が水平になっているので、小物や伝票が置ける。
⑤4WDなので山道、雪道に強い。
⑥MT車なのでバッテリー上がりの時引き掛け、押し掛けが出来る。また、長い下り坂ではクラッチ を切って惰性走行が出来、省エネになる。
- 不満な点
- ①この車種にロールーフ車がない。屋根にキャリアーバーを取付けて長い荷物を載せる場合、屋根 が低いほうが便利。キャリアーバーを取付けた場合入れない駐車場がある。
②車の前後に牽引用のフックが付いていない。これが無いと牽引や車が溝に落ちた場合の引き上げ に困る。
③運転席、計器盤の照明が暗く夜は見えない。
④2WDと4WDの表示ランプが無い。これが無いと今どちらで走っているのか分からない。
⑤塗装が悪く、前面にさびが出てきた。
⑥マフラーの材質が悪く穴が開いた。(耐熱パテを詰めて自分で修理した)
⑦アルミエンジンなのでオイルパンのドレーンのネジがバカになり、オイル漏れが発生した。
⑧ステアリング回りが弱く危険なことがある。
その他
この車は15年も昔に製造されたもので、現在殆んど見かけない。今更、長所、短所を述べてみても仕方ないが、その後発売されている車種を見てもなかなか気に入った車が見つからない。
今後に発売される車に対して次のことを望みたい。
①MT車を残して欲しい。660ccのエンジンでATにすると回転が早くなり、省エネにならず、エ ンジンは短命となる。
②屋根付き軽トラとしては背が低く股下の高い車が便利である。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験