フィアット 500X（カブリオレ） 「人生初の並行輸入車」のユーザーレビュー

人生初の並行輸入車

2023.5.14

総評

普段使い、レジャー共におすすめできる車です。
特に休日に遠出する時の特別な雰囲気を味わえるのが、ヤッティングの良いところだと思います。海沿いを走るときは本当に最高です。
他のフィアット、アバルトの限定車もそうですが、世界観を作り上げるのが本当に上手いと思います。

満足している点

・自分にとって初めてのカブリオレですが、ルーフのみが開くタイプなので、横風を気にせずオープンエアーを楽しめて、何よりオープン時に500Cの用に後方視界が悪くなることもないので非常に満足しています。
・ATの500xはパドルシフトがアバルトほどレスポンスが良くなかったので、MTにしましたが、自分の好きなタイミングで変速が出来るMTはやっぱり楽しいです。

不満な点

・低速トルクがあまりなく、1.0リッターのエンジンで車重が1500kg近くあるので、アクセルをしっかり踏まないと1速、2速は結構エンストしやすいです。
(JB23ジムニーとアバルトとの比較なので普通かもしれません...。)
・シートが白なので汚さないように気をつける必要がある。
私としては695Cリヴァーレのような紺色のシートが良かったので、色移りの可能性がある白色は少し不満です。

デザイン

5

・一番気に入っている点は500xスポーツのエクステリアで紺色(アバターブルー)なところです。
やはりスポーツのスタイリッシュなボディと紺色の組み合わせはカッコいいです。
・マホガニーのダッシュボードは綺麗ですが、一枚板なので、通常の500Xと違ってダッシュボードの収納が無くなっています。
シフトノブもマホガニーが使われている専用のデザインですが、冬は冷たくなく、今のところ青空駐車しても熱くないので、オシャレで実用的で良いです。

走行性能

4

・排気量1.0LのFire flyエンジンは数字だけ見ると物足りなく感じますが、高回転まで気持ち良く回るエンジンで、ツインエアより1.2NAのFireエンジンに似ている気がします。
・低速はエンストしやすいですが、高速道路は非常に快適です。
MTにもクルーズコントロールが付いているので、6速にして後は設定するだけで一定の速度で走ってくれます。新東名の120km区間もだいたい3000回転ほどで快適に走れました。
・足回りが柔らかいため、高速域でのカーブは特にロールしやすい気がします。

乗り心地

4

乗り心地は試乗したコンフォートに比べて別の車と思えるくらいに柔らかく、ガタガタした山道でも乗り心地は非常に良かったです。

日本のサイトではヤッティングもダブルストラット形式で書かれてることが多いですが、
・並行輸入の500xはリアがマルチリンク方式になっており、ヤッティングも海外のサイトではマルチリンク方式となっている。
・初回点検時に見てもらったお店から足回りが通常の500xと違うとのこと。
という点から恐らく私のヤッティングもマルチリンク方式だからだと思います。

積載性

5

フィアット500c、アバルト595cのようにカブリオレになることで積載性が大きく変わることはないです。
ルーフを開ければクリスマスツリーなんかも縦に載せれることを考えると、通常の500xよりも積載性はあるかもしれません。

燃費

5

通勤でアバルトがリッター8.5kmに対して11.5kmくらいでした。
郊外や高速道路はちゃんと測っていないですが、だいたい16kmくらいは出てたかと思います。
タンク容量が48Lで燃費も思ってたより良かったので、アバルトよりもガソリンを気にせずに遠出出来るようになりました。

価格

3

コスパは非常に悪いです。(最近のアバルトよりはマシですが)
ヤッティング１台で中古の500xが２台買えます。
高いなりの満足度はもちろんありますが、拘りとか無いのであれば中古の500Xを買った方が良いと思います。

故障経験