ダイハツ タフト 「ダイハツ タフト 試乗記。」のユーザーレビュー

ダイハツ タフト 試乗記。

2020.6.14

総評

軽自動車を購入検討されている方は、
ジャンル・スタイルに捉われず、
取り敢えず選択肢に加え試乗することをお薦めする。

その理由は何を置いても、
『スカイフィールトップ』に在る。(全車標準装備)
これは唯一無二、
現行車に於いてタフトのみが有する付加価値である。
その驚嘆すべき解放感は一度、体感しない手は無い。

さらに、LEDヘッドライトもグレード問わず全車標準。
これらが車両本体価格に含まれるというのである。
「じゃあ車両本体価格が高いのだ。」
と仰る諸兄へ。。。↓↓

FF車 消費税込み
Gターボ　\1,606,000
G　　　　\1,485,000
X　　　　\1,353,000

軽自動車の車両価格が高騰化の一途を辿る昨今、
心なしかホッとできる価格設定と言えまいか。
重ねて言うが、上記２つの付加価値込みの価格である。

満足している点

タフさを体現する外貌...。
ツールとして使い倒せる有用性...。

タフトを良しとする根拠を最大公約数的に述べればそういった辺りであろう。

だが唯一無二の付加価値、
いやむしろ、タフトと云う車種の本質的価値とも言えるもの、
それが『スカイフィールトップ』である。
一般的なサンルーフの先端は頭上辺りから始まるが、
この『スカイフィールトップ』は、サンバイザーの後端から直ちにグラスエリアが始まるので、
通常の運転姿勢であっても常に空が視野に入る。
正に“オープンカー”気分なのである。
この解放感は他車種では≪絶対に≫得られない。

不満な点

非常に短い試乗ではあるが、
私見では、不満点というものが挙がって来なかった。
特徴的な外貌が気に入るのなら、
決定的な欠点は見付からずに、長く付き合って行けるのでは。

そこを敢えて苦言を呈するとしたら、
これはもう「ダイハツ ネイキッド」であり、
このデザイン的な提案は、同メーカーから既に20年も前に済んでいる。
エクステリアデザインに於いて斬新な価値観を見出せなかった点は、
スズキ　ハスラーのそれと比べ大きく劣ると言える。

デザイン

-

走行性能

-

試乗車はGのターボ搭載車であったが、
道路の混雑状況により、速度を出すことが叶わなかった。
勿論、車を左右に揺さぶるような芸当も...。

最寄りのダイハツの試乗コースは、
試乗と呼べるほどの成果が得られるものではない。それが残念。

乗り心地

-

DNGAプラットフォームの恩恵か、
特にハーシュネスがマイルドに抑えられている印象が強かった。
継ぎ目・マンホール等の単発的な衝撃が、壁一枚隔てた向こうの出来事のように感じる。
軽自動車でこの質感まで仕上げられるものなのかと少し感動してしまった。

積載性

-

燃費

-

試乗のため未知数ではあるものの、一点。

ターボの加速性能と燃費はトレードオフ、
というのが世の常だが、
タフトのターボ搭載車は、新開発トランスミッション“D-CVT”を採用しており、
自然給気エンジン車とのカタログ値上
の燃費差が、かなり小さくなっている。

2WD
　自然給気：ターボ
20.5km/L : 20.2km/L　(WLTCモード)
25.7km/L：25.4km/L　(JC08モード)
メーカHPより

俄かに信じ難い比較値であるが、
軽は割り切ってノンターボ、なσ(^^)も、
チョッと考えちゃう次第である。

価格

-

故障経験