シトロエン 2CV 「必要なものは付いています」のユーザーレビュー

必要なものは付いています

2020.5.9

総評

１台目のグレーのチャールストンで約17万キロ（サンコンさんに引き取られてアフリカ行き）、２台目のクリーム色のスペシアルで約11万キロの、計28万キロ余走行しています。

その間に立ち往生をしたのは、クラッチのリベットが飛んだ一回だけ！
丈夫で全く壊れません。

都内を中心に、１日平均120kmを軽くこなせます。

余計なものが一切備えられていない潔さは、“あがりの車”としてのひとつの形でしょうか？

限られたパワーを使い切り、車体に過剰なロールや無理な負荷を与えずに走る姿は、まるで“スポーツカー”を手足のように扱っているかのようです。(^_^)v

高速道路に乗り、目的地までスロットルペダルを床まで踏みっぱなしで４時間走り続けても、オーバーヒートの気配もありません。

４人の乗員とある程度の荷物なら、これ以上何も望む者は有りません。
一度自分のものとしてこのクルマを所有してみれば、クルマってどんなものなのかが良くわかります。
（クルマに対する意識が変わる、とても危険なクルマではあります）

満足している点

ちゃんと、走って曲がって止まります。

夜の環七で、タクシーとシグナルグランプリをしても負けません。(^Д^)

国内で法的に許される速度は軽くクリアします。

窓から手を上げれば、たいていの場合、合流や車線変更で進路をゆずってもらえます。

壊れません！
（たとえは悪いですが、“バカは風邪を引きません”）

不満な点

雨天には、ほとんど外気導入が出来ません。

フォギーエックス（窓の曇り止め）を、こまめに塗り込まないと、雨天時の視界が得られません。

目立つので悪いことが出来ません。

デザイン

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走行性能

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絶対的な早さは望むべくもありませんが、首都高程度ならなんの不自由も無く前走車を追い越して走れます。

中央道の八王子料金所から、上野原の鶴川大橋を渡るまでなら、追い越し車線をキープ出来ます。
小仏トンネルまでならガンガン行けますよ。

ただし、鶴川大橋を渡りきる前に登坂車線に滑り込む準備をしなければ、走行車線上で失速します。(;。;)

談合坂までの登りでは、三速90km/hのキープがギリギリ可能です。

乗り心地

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耳栓と目隠しをして乗れば、それはまるで高級車のような乗り心地です。(^Д^)

エンジン全開で回せば、オイル被膜の中に浮いたようなサウンドを立て、飛行機にでも乗ったかのような心地よい響きです。

積載性

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嵩の高い物はキャンバストップを開け、四角いものはリヤシートを取り外し、これでもかと言うほどの荷物を積むことが出来ます。

長物もOKです。

燃費

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何時でも全開で16km/ℓ位は走ります。

流せば20km/ℓ位は軽くこなせそうですが、面白いのでついついぶん回してしまいます。

価格

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故障経験

１台目のチャールストンで、冷却ファンのプーリーがサビと金属疲労で崩壊。

２台目のスペシアルで、クラッチプレートのリベット飛びで立ち往生。

あとは全く壊れません。