シボレー カマロ クーペ 「お手軽価格で所有欲を満たしてくれる車」のユーザーレビュー

お手軽価格で所有欲を満たしてくれる車

2019.3.29

総評

アメリカを代表するマッスルカーにはカマロのほかにマスタングやチャレンジャーがあるが、シボレーだけあって2010年式の車ながらもiPod/iPhoneに対応するなど現代の車に引けを取らない装備が充実しておりこの差は圧倒的。
オシャレさや少しでもサイズの小さい車体を求めるならマスタング。
伝統的なレトロマッスルカーのデザインを求めるならそれらを上手く継承しているチャレンジャー。
しかしながら映画や海外ドラマなどメディアの露出の多いカマロの方が注目度としては高いだろう。

満足している点

車内がゆったりしており、身長190cm程度の自分にはピッタリのサイズ感。
国内外問わずマイノリティになりつつあるアメ車なので、街中で同車種に遭遇する確率は極めて少なく、街行く人の目も引くので所有欲が満たされる。
同グレードの中古価格帯が2019年3月現在で300万円程度だが、それ以上の金額に見られることが多くいわゆるハッタリの効くクルマである。

不満な点

一般的なアメ車のイメージとして視界や燃費が悪い、国内の交通事情にサイズが合っていないなどあげたらキリがないが実際に乗っている身としては全く気にならない。

デザイン

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走行性能

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アメリカ本国ではV8が定番だが、道の狭い日本国内においてはV6で十分なくらいパワフルな走りである。
急勾配や悪路においてもトルクが全てをカバーしており、2t近い車重があるのにも関わらずストレスなく走行できるなどアメリカンモダンマッスルカーの名に恥じない出来。
さすがに冬季の雪道などはFR駆動ということもあり慎重な運転が必要だ。

乗り心地

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GTカー、すなわちグランドツーリングカーの部類に属するため長距離運転時の疲労感はかなり軽減される。
身長190cm程度の自分でもゆったり座れる大きめかつ程よいホールド感のシートに身を包まれ、高速道路運転時はクルーズコントロール機能によりほぼアクセルを踏むことなくストレスフリーで運転ができる。
ロードノイズも少なく、排気音も静音性に長けており、排気量にも余裕があるためとても静かな乗り心地ではあるものの、足回りが硬めでありここにマッスルカーらしさを感じる。

積載性

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クーペは積載性の良くないイメージだが、口が狭いだけでリアシートを倒さない状態でもかなりの荷物を積むことが可能。
体積の大きい冷蔵庫・洗濯機などの家電を積み込むことは不可能だが細かいものなら相当な量載せられる。

燃費

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アメ車は総じて燃費が悪いの一言で片付けられがちだが、トヨタクラウンなどがリッター10km前後と考えるとリッター6km前後のカマロも大して差がないのではと考える。
なによりV6エンジンはレギュラーで乗れるので意外に経済的である。

価格

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故障経験

正規ディーラーによるとトランク周りの排水溝がチリや落ち葉などのゴミで非常に詰まりやすく、水の逃げ場がせき止められることでトランク内部が浸水しやすい構造となっているとのこと。
漏れた水がテールランプ周りやトランク内部に設置してあるオーディオアンプまで到達するとショートし故障する恐れがあり、自分もテールランプの配線の一部がやられてしまったため防水加工にて対応した経験がある。
また国産車に比べて、アメ車はエンジン始動時の振動が非常に大きいので、ネジやナットが緩みやすいため定期的に確認したほうが良い。