素晴らしい車です
10年以上の付き合いがあるヤナセのディーラーマンからのお勧めで前期モデルのCTSからの乗り換えです。
前期モデルは使いやすい良い車で
2009.4.14
- 総評
- 素晴らしい車です
10年以上の付き合いがあるヤナセのディーラーマンからのお勧めで前期モデルのCTSからの乗り換えです。
前期モデルは使いやすい良い車でしたが如何せんパワー感が無く面白みが無かったので、今作に対しても正直期待していなかったのですが、試乗してみてあまりの変わりように驚きました。
スタイルは前期CTSよりが5センチワイドボディーになっており高速安定性が増しました。その割には、旋回能力は前期と同様取り回しが楽です。大きくなったボディーを感じさせません。
2.8Lと3.6L共に乗り比べましたが、両方ともサスペンションはかなり作りこまれている感があります。2.8Lは必要以上に硬くなく、かと言ってセルシオみたいなふわふわでもなく、高齢の方が長時間乗ってもお尻が痛くなりません。3.6Lはよりスポーツ走行に振った仕様になっております。
私個人が常用で乗るなら間違いなく3.6Lにしますが、今回は家族を乗せたり、仕事で接客することがメインなので2.8Lを選びましたが、町乗り・高速クルージング共に快適に運転できます。2.8Lの500万という値段はこの外観と内装、装備では十分だと思います。
- 満足している点
- 別の車のレビューでも書きましたが私の車選びの基本は乗っていて楽しい車かどうかです。やはり所有する以上何年も付き合うわけですからこの条件は必須だと思います。
この車はその条件を十分に満たしています。なおかつちょっとした優越感に浸れます。あまり走っていない車なのでよく走っているドイツ車より注目されます。時々「なんて車ですか?」って質問されたりしました。
意外にいかつい外観が私の好みにばっちりはまりました。しかしどこと無く繊細で優雅なイメージがあります。さすが要人御用達のキャディラックだなと思います。高級ホテルのバレットに止めても他車に比べて見劣りしません。
町乗りが楽です。トルクバンドが3000rpm手前から始まるので巡航スピードに乗せるのが簡単です。
燃費が良いです。町乗り平均9km/L以上でます。高速クルージングでは13km/L以上です。しかも2.8L仕様はレギュラーですのでコスト面で楽です。
音が静かですしトルクフルなエンジンのおかげで高速道で気が付いたら120km/h以上出ます。知らないうちに警察のお世話にならないようにして下さい。
内外装・装備がこれだけで500万円という値段でこの装備は傲慢経営の結果不景気で破産寸前のGMという会社にしては企業努力をしていると思いますよ。
- 不満な点
- 短所という意味ではありませんので前もってご了承下さい。日本国では最高速など不必要なことなので書く必要が無いかもしれませんが、ユーザーレビューなのであえて書きます。
2.8Lでは210km/h以上は難しいでしょう。高回転仕様ではないので頭打ちします。
勝ち負けなんて無駄なことですが、有名なイタリア車やドイツ車に速さは勝てません。私は今までそれらに乗ってきたので断言できます。
キャディラックというブランドでそれらと張り合いたいならCTS-VかSTS-Vに乗ってください。
ただし日本での販売は1台とかの程度ですが。
高速スラロームに関してですが、それなりにこなします。ただやはり乗り味がマイルドなのでゆっくり荷重をかけてロールを利用しながら切り込んでいかないとアンダーステアがでます。また2.8Lの純正タイヤ235/55/17ではコーナー旋回時ヨレが生じ、若干ズルズル膨らむ感じがします。
3.6Lの方が当然ですが格段に踏ん張りがききます。
私が上記のことを短所としてでは無いと言ったのは、キャディラックはアメリカ本国では「成功者の車」と言われている名車であるので、その意味を理解できる人に乗って頂きたいと思っているからです。
装備面のことですが、テレビチューナーがアナログのみです。2009年モデルから地デジ対応型になるそうです。これだけが唯一の不満かもしれません。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験