BMW 2シリーズ グランクーペ 「手頃なサイズと動力性能　2 シリーズ グランクーペ」のユーザーレビュー

手頃なサイズと動力性能　2 シリーズ グランクーペ

2021.2.22

総評

全幅1800mm以下でセダン(タイプ)を欲するのであれば良い選択だと。
全幅1800mm超で構わないのであればG20の318iのほうが満足度は高いかもしれない。

満足している点

ディーゼルの余裕のトルク(350Nm)がもたらす軽快な走り。

不満な点

ぽってりしたエクステリア
省略された運転支援系装備(手放し運転は不要だが、フロントとサイドのカメラ+アラウンドビューが欲しい)

デザイン

3

4よりの☆3かな。見る方向によってはカッコよく見えるアングルは結構ある。
しかし、ボンネットの厚みがもたらす全体のぽってり感が気になる。
BMWにはMAZDA3を見習って、あと5cm、せめて3cmボンネットを下げる努力を期待したい。
ハイラインパッケージでマグマレッドを選択したので、鮮やかな赤(オレンジに近い)の内装が華やかで良い。
インパネ周りはG系の流儀に則ってF系からは大幅に質感がアップしているが、しっかりヒエラルキーをつけられており、3シリーズと比較すると微妙に簡素化されている。
斜め後ろから見たルーフからトランクエンドのラインはクーペを名乗る面目躍如。

走行性能

4

パワーは150psと平均的だが、350Nmのトルクは必要十分。
高速やバイパスでの追い越し加速も不満がなく、ストレスなしに運転できる。

乗り心地

3

G20の3シリーズがとても静かなので比較すると見劣りを感じる。F30とは静粛性に大差ない。
滑らかな路面では、とても滑らかに走ってくれる。
荒れた路面だと足回りからの走行ノイズの侵入がそれなりにある。
車外だとディーゼルのノイズがそれなりにするが、車内に入るとほとんど気にならない。
アイドリングストップからの復帰時の振動は少なくなったのは良い。
F系の頃は激しくブルンと振動したもので、BMWはその辺気にしてないんだろうと思っていたが、G系になってからは4気筒モデルも改善された。
FFになり、ホイールハウスが車室に近くなったが、右足のオフセットはない(気にならない)。左足の足元はエンジン縦置きのFRよりはゆとりがある。
後席足元(膝前)は、狭くはない。シートバックまで拳一つ強の余裕はある。ルーフが下がっているのに、後席座面が高いのでヘッドクリアランスはミニマム。175cm以上身長があると、天井に頭がつくと思われる。173cmの自分で奥までしっかり腰掛けた状態で手のひら一枚くらいの余裕しかない。1シリーズとリアシートも共有しているためだと思うが、ルーフが低いのだから、もう少し座面を下げても良いと思う。

積載性

3

ゴルフ、キャンプなど大物を積むことがほぼないので、特に不満はない。
トランク開口部の奥行きがないので、大きなものの積み込みは難儀かもしれない。

燃費

4

1000Kmほど走っていまのところ16Km/l程度。調子に乗って比較的長距離ドライブが多かったので、これからじわじわ悪化していくものと思われる。
320dが12Km/l位だったので、14Km/lはいって欲しい。

価格

2

輸入車のライバルとはどんぐりの背比べだが、国産車と比較すると100〜150万位割高な印象。
ナビをオプションにして見かけの価格を安く見せる手法はいただけない。

故障経験