BMW 2シリーズ グランクーペ 「ボディバリエーション豊富なコンパクトBMW」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西村 直人
西村 直人(著者の記事一覧
交通コメンテーター
評価

3

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
3
積載性
3
燃費
4
価格
3

ボディバリエーション豊富なコンパクトBMW

2022.1.17

年式
2014年2月〜モデル
総評
4ドアハードトップ、ミニバン、クーペとバリエーション豊富なこと。エンジンバリエーションも選択肢が広いこと、運転しやすいことなど、2シリーズの魅力はBMWのなかでも選びやすいモデルだ。BMWはあまり積極的にアナウンスしないが、衝突被害軽減ブレーキにはじまる先進安全技術も充実している。満足度の高い一台になるはずだ。
満足している点
日本市場にはビー・エム・ダブリュー株式会社として参入して2021年に40年が経過した。たくさんのユーザーに支えられたことから寄せられた意見への対応も早い。2シリーズでは幅広いボディ、そしてエンジンバリエーションが選べるため、エントリーユーザーへの間口も広い。ここも良い点だ。
不満な点
導入からそれほど時間が経っていないのでそれほどマイナス点はないように思える。強いていうならば、売れ筋のグランクーペはやや前方視界が悪いことだ。死角が少ないので問題にはなりづらいが、背の低いドライバーはシート調整機構を使って高さをしっかりと合わせる必要がある。
デザイン

3

4ドアハードトップ形状のグランクーペ、2列シートのコンパクトミニバンであるアクティブツアラー、その3列シート版ともいえるグランツアラー、そして2ドアのクーペを取りそろえる。スポーツグレードであるMモデルも用意される。グランクーペとクーペはともにスタイリッシュに仕上げられ、ミニバン2モデルは一転して実用的な背高デザインだ。
走行性能

4

日本市場で人気が高いグランクーペ。直列3気筒1.5lターボ、直列4気筒2.0lディーゼルターボでも不満のない走行性能を示すが、理想はM235i xDriveだ。直列4気筒2.0lターボと8速ATによってBMWらしい痛快な走行性能が得られる。
乗り心地

3

クーペはハードな印象、アクティブツアラーとグランツアラーの2台はミニバンらしくゆったりとした乗り味。そしてグランクーペはその中間といった位置づけだ。グランクーペは前席だけでなく後席での乗り心地も悪くない。なだらかな弧を描くルーフだが後席への乗降性も良好。
積載性

3

ラゲッジルームの広さだけでいれば全高の高いアクティブツアラーとグランツアラーが有利だが、ここでもグランクーペの実用性が光る。独立したトランクルームと4:2:4の分割可倒式リヤシートによって長尺物も積載可能。2の位置を倒して長尺物を積載しても4名乗車が可能だ。
燃費

4

ディーゼルモデルは市街地で15㎞/l程度、高速道路では20.0㎞/l以上が誰でも期待できる。ハイパワーモデルのM235i xDriveになると市街地ではかなり落ちるものの、高速燃費数値は良好でACC任せで淡々と走らせると17㎞/l程度まで伸びる。ボディ形状問わず高速域での実用燃費に優れたモデルだ。
価格

3

BMWに限らずだが、輸入車の場合、標準装備ではリーズナブルながら、欲しい装備を加えていくと一クラス上の価格帯になる。2シリーズを選択選択するのであれば、できるだけ標準装備のまま乗られることをお勧めしたい。ちょっと装備を増やすと3シリーズに手が届く価格設定は絶妙だ。
西村 直人
西村 直人
交通コメンテーター
WRカーやF1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
BMW 2シリーズ グランクーペ 新型・現行モデル

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