BMW M3 セダン 「乗り味、全てに渡って文句ナシ 既に発表されているM3クーペを、そのまま4ドアサルーンに仕立て直したもの、と考えて良い。420psのM社製V8エンジンを」のユーザーレビュー

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BMW M3 セダン

グレード:-

乗車形式:試乗

評価

2

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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乗り味、全てに渡って文句ナシ 既に発表されているM3クーペを、そのまま4ドアサルーンに仕立て直したもの、と考えて良い。420psのM社製V8エンジンを

2011.12.30

総評
乗り味、全てに渡って文句ナシ
既に発表されているM3クーペを、そのまま4ドアサルーンに仕立て直したもの、と考えて良い。420psのM社製V8エンジンをはじめ、主要なメカニズムは共通である。日本市場にとっては初のセダンモデルM3の正規輸入となる。また、最近のM3関連トピックとしては、ついに7速ダブルクラッチシステムのM DCTドライブロジック仕様が、クーペモデルともども追加設定されている。これに関しては、また改めてリポートする機会もあるだろう。今回は、4ドアM3の6MTを取り上げる。
 見るからに筋骨逞しいスタイリングだ。もともと骨太な印象の強い3シリーズのスタイルだが、大きなボンネットバルジや膨らんだ前後フェンダー、エアロバンパーや4本出しクロームマフラー、そして踏ん張りの効いた18インチアルミホイール&タイヤなどで、明らかにノーマルとは違う雰囲気を醸し出している。それでも、フツウの人が見れば、単なる3シリーズセダンにしか見えないであろうことがまた、所有欲をくすぐる点だ。つまり、BMW好きや3シリーズオーナーにしか判らないという、正にツウ好みな雰囲気である。ちなみに、外観上でクーペのM3と大きく違う点は、ドア数やランプ形状などノーマルモデルにおける違いの他に、ルーフがスチール(クーペはカーボン)であることが挙げられる
M3のインテリアが、カーボンレザー仕様などを選ばない限り、とても素っ気ないものであることはクーペのときから指摘されていた。雰囲気的にもノーマルからそれほど代わり映えがなく、ステアリングホイールやスポーツシートといった“走り”に関わる部分に、機能本位のデザインとちょっとした見栄え+αがあるのみ。もう少し“やる気”になる雰囲気が欲しいと思うところだが、そこが硬派な“Mらしさ”と思えなくもない。とはいえ、それはあくまでも見栄えの話であって、例えばシートのレザーなど使われているマテリアルは明らかにノーマルよりも上質。実を取って走りの性能アップに専念するというのもまた、Mの本質と言うべきだろう。
満足している点
それにしても、サルーンパッケージのM3は使い勝手に優れている。後席やトランクルームは当然ながらノーマルと同様で、硬派なスポーツモデルであることを全く意識させない。奥方に“真の意味”を偽って買う、という芸当もM3セダンなら十分にできそうだ。スポーツカーに飢えている家族持ちの男には、ミニバンでないことを説明さえつくのであれば、それほど派手なクルマでもないから最適な選択肢である。また、M3を新車で買うのであれば、ぜひMドライブパッケージ(45万円)を選択したい。これにはエレクトロニック・ダンパー・コントロール(EDC)が付き、Mドライブボタンで、パワステやDSC、EDC、エンジンレスポンスの設定を変更することができるもの。電動サイドサポートシートもセットされる。
走らせて見て
試乗車は既にオドメーターが9千km強を刻んでおり、十分に慣らしも終わった状態といえるものだった。それゆえ、新車特有の硬さがなく、まずは“これぞM”なエンジンフィールの虜になった。野太いひと吐きとともに目覚めたM社製V8エンジンは、軽くブリップさせるだけで精緻なメカニカルフィールを感じさせ、挙げ句にもっともっとアクセルペダルを踏みこみたいという気にさせる。ペダルの踏み応えも気持ちいい。とにかくエンジンに空気を吸い込ませたくなるのだ。心地よいエグゾーストノートも、そんな衝動に輪をかける。ボッボッボッと圧力をためた排気があたりの空気を震わせ、その振動が音とともに乗り手に伝わるのだ。
 クラッチペダルの扱いはそれほど難しくない。反力は強いが、踏む力はそれほど必要じゃないタイプ。トルクも十分あるので、アイドルスタートも可能だ。とにかく、町中では3速入れっ放しのオートマで乗ろうかと思うほど、柔軟性がある。それでいて、ひとたびスロットルを開ければ、盛大なエグゾーストノートを響かせて、めくるめく加速フィールを味わわせてくれる。しかも、クラッチペダルを切り、また繋いでアクセルペダルを踏む、という1つ1つの操作に、たえずメカニカルな精緻さが感じられ、よくできた機械を操っているという感動に浸ることができるのだ。BMWはエンジンである、ということをよく教えてくれる。もちろん、スポーツモデルとしてのバランスも超一級。プロが操っても飽きさせない奥の深さもある。大人のスポーツセダン筆頭、だろう。
不満な点
走り以外の演出が控えめなことと、オプションが高額なため
スポーツモデルであることを前提にするならば、これ以上望まない
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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