アルファロメオ 156 「感性に訴えかけるクルマ」のユーザーレビュー

感性に訴えかけるクルマ

2017.2.24

総評

眺めて良し、乗ってよし。
オーナーになることで幸せな気持ちにさせてくれる車です。

今の基準からすると何もかもがアナログに出来ていますが、だからこそ操っているという実感があります。
便利で豪華な装備はありませんが、必要なものはちゃんと備わっています。
登場からまもなく20年、こういった機械的な車を所有するにはラストチャンスかな･･･。
しかしこれに乗ると、新しい車には興味がなくなりますね笑

移動の手段としての信頼性とか、経済性とか、誰よりも早く走れる性能とか、そういうものは国産車、独逸車に敵いません。
他の車と比較するのではなく、「アルファロメオ｣であるということに価値のある車だと思います。

でも、全般的にどこに出しても恥ずかしくない性能はありますよ！
自動車として十分に完成度が高いです。

満足している点

どの角度から見ても完璧に美しい、完成されたデザイン。
古式ゆかしい機械らしいフィーリングを感じさせつつも、スムーズで扱いやすいエンジン。
柔らかで懐が深く快適、それでいて少々振り回した程度ではビクともしない秀逸な足回り。
見た目よりも遥かに広く感じる居住性と積載性。
アナログな計器が並ぶシンプルで馴染みやすい内装。
座り心地抜群、深みのある色合いのタンレザーシート。後席は座面も深くソファのよう。
視界良し、間隔もつかみやすい適度なサイズ感。
案外良い燃費。
ハンドル、スロットル、ブレーキ、シフト、あらゆる操作系が適切な重さ、節度感、フィードバックを感じさせ、操ること自体がこの上なく楽しい。

不満な点

不満はナシ！！

警告灯が点いたり消えたりとか、いろんなとこからカタコト音がするとか、内装がズレてるとか。
私はアルファロメオっていうのはそういうものだと思ってましたし、なんかあっても何とかなるだろうと思っているので不満とは思いません。
アバタもえくぼ、欠点も個性と思えるならば気にならないでしょう。

デザイン

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走行性能

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よく「官能的な走り」と評されますが、これは乗ってみないと分からないと思います・・・。

特別速いわけではありませんが回せば十分パワフルですし、ハンドリングはクイックでしっかりとした安定感があります。
かっ飛ばさなくても不思議と楽しい、そんな感じです。

エンジンは回した分だけパワーが出ます。
低回転域はトルクスカスカです。加速のときはぶん回すに限ります。その代わりレッドゾーンまで綺麗に吹け上がります。
積極的にシフトチェンジしてやると、グイグイ元気に走れます。
シフトはストロークがありますが、カコカコと気持ちよく入ります。
ギア比もエンジンによくマッチしています。

ブレーキは納車時にスポーツパッドに換えてもらいました。効き、コントロール性ともに満足です。ノーマルはブレーキが弱いということなので、パッドは良いものを奢ったほうがよさそうです。

乗り心地

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乗り心地は非常に良いです。ロングドライブも楽々。
一方で適度に引き締まっており、ふわふわした不安定さは全くありません。
想像以上にバランスの良い足回りです。

積載性

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トランクは高さ、奥行きが十分にあり、間口も広く使いやすいです。
ただしトランクスルーは出来ないので、あまり大きなものは乗りません。

燃費

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ざっと１０～１２km/lほどでしょうか。
予想より良く走ります。

価格

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故障経験

まだまだこれからです笑
警告灯は色々光ってます笑