アルファロメオ 156 「1年、15,000km乗ってのレビュー」のユーザーレビュー

1年、15,000km乗ってのレビュー

2015.9.23

総評

エンブレかけながらコーナーに進入、立ち上がりでアクセルを踏んで「クオーン！！！」とエンジンを鳴らしながら駆け抜ける時、この車に乗っていて良かったと心から思います。

スペック的には普通の車かもしれませんが、その気にさせてくれるのです。
速度計を見ると、意外とスピードが出ていなかったり。

コンパクトなボディで、エンジンをぶん回して一生懸命走る。

週末はどこに走りに行こうか。

そんな気持ちにさせてくれる車です。

満足している点

・デザイン。あちこちに往年のジュリアを彷彿させる要素が見られる気がする。

・JTSと言えど、気持ちの良いエンジン。ついつい回転数が高めに。

・ちょうどいい大きさ（コンパクト）。

・セダンであること（積載性と居住性）。

・ファミリーカー使用もOK。

・一応BOSEのオーディオユニット。

・意外とエアコンが効く（ただし効くまで時間がかかる）。

不満な点

・挙げればキリがないマイナートラブルと常に隣合わせであること。時に深刻的なトラブルに発展。

・JTSはオイルを食う。私の個体は1,000キロで1リットル消費。

・小回りが利かない。本当に利かない。

・塗装面が柔らかく、細かい傷がつきやすい。余裕があればガラスコーティングしたい。

デザイン

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走行性能

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＜エンジン＞
快音と共に気持ちよく吹けあがるエンジンです。

JTSというと、ツインスパークでもV6でもない残念なエンジンだと言われることが多いかもしれません。

確かにツインスパーク（TS）は比類なき4気筒エンジンだと私も感じましたが・・・実際のところ、JTSの3,000回転からのエンジン音と回る感じは最高に気持ちが良いです（ディーラーのメカさん曰くTSは4,000回転まで、JTSは４,000回転からのエンジン、とのこと）。

それでもTSの気持ち良さには敵わないかもしれませんが、JTSも充分に官能的なエンジンだと思います。フェーズ2のJTSエンジンに比べると、格段に音が良くなったとの話も聞きます。

購入した車体は1オーナー、15,000km/10年しか走っていない車だったので、エンジンに当たりがついてからは、非常に軽く、そして官能的な音でギュンギュン回るようになりました。

特別速い車ではありませんが、低速トルクも充分ですし、高速道路も快適に流せます。私にとっては十分なスペックです。

＜セレスピード＞
MTモードでしか運転していません。アクセルの加減で半クラッチを感じシフト操作をするとスムーズに変速します。ブリッピングが気持よく、ついつい無駄にシフトダウンしてしまう・・・。

乗り心地

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TIなので足回りは少し硬めらしいですが、ゴツゴツした印象はありません。

家族の評判も非常に良いです。

レザーシートはちょっと固めですが、ホールド感は充分。

レカロ製というのは本当なのでしょうか？

積載性

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一般的なセダンと同様かと。
トランクには少なくともゴルフバッグが1セットは無理なく入ります。

燃費

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エアコン使わずに下道で10km、高速で12kmくらい。
真夏はエアコンを使って-1.5km程度。
回転数を高めに走行しての数字なので、悪くはないと思います。

価格

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故障経験

やっぱり電装系のトラブルが多いです。

例えば、

・オルタネーターの故障。未交換車はよくある事例らしい。初レッカーを経験することになったトラブル。

・超常現象のようにエアコンが突然ONになる時がある。かなりびっくりするが、気にしないことにした。

・スピーカー、パドルシフトの接触不良。全て接点復活剤にて今のところ直っている。シフトチェンジが空振りに終わると肝を冷やす。

・警告灯のエラー表示。エアバッグの警告等が点灯した時は、表示が消えてもディーラーにてリセットが必要。一旦エラーが出ると、いざという時にもエアバッグが作動しないから。こちらはカプラーの補強により改善できる。