レクサス IS ベストグレードはIS300のFスポーツ。8年目の大幅改良でドイツ車に匹敵する走りを手に入れた
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 449
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 449
「レクサス IS」は、その初代モデルは2005年に誕生したDセグメント(メルセデス・ベンツCクラスやBMW 3シリーズぐらいの車格)の4ドアセダン。現在は、2013年に登場した2代目のISが、2020年11月に大がかりなマイナーチェンジを受けたうえで販売されています。
ビッグマイナーチェンジを受けた最新ISのデザインコンセプトは「アジャイル&プロボケイティブ(俊敏&挑発的)」というもの。新開発された薄型ヘッドランプと低く構えたグリルまわり、そこに合わせて下げたサイドのキャラクターラインなどによって「重心の低さ」が表現されています。
レクサスのアイコンであるスピンドルグリルはより立体的な多面体構造となり、いわゆる押し出し感も増しているように思えます。実際、ボディサイズも全長4710×全幅1840×全高1435mmと、改良前より30mm長く、30mm広く、5mm高くなっています。
パワーユニットは2L直4ガソリンターボと3.5L V6ガソリン自然吸気、そして2.5L直4エンジン+電気モーターとなるハイブリッドの3タイプ。足まわりでは、コーナリング性能を高めるべく19インチタイヤが新たに採用され、微小な動きに対しても減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」も採用されています。
マイナーチェンジ後のインテリアは、ツートーン配色とすることで左右方向の広がりを強調。ドアトリムの一部に複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンも採り入れるなど、なかなかおしゃれな仕上がりになっています。ダッシュボード中央にはタッチ操作が可能な10.3インチディスプレイを用意。Apple CarPlayやAndroid Autoなどのスマホ連携機能も使えるようになりました。
予防安全装備の「Lexus Safety System+」は、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により「プリクラッシュセーフティ」の対応領域が拡大。昼間の自動車や夜間の歩行者に加えて、新たに交差点右折時に前方から来る対向直進車や、前方から来る横断歩行者も検知可能になりました。
そのほかレーダークルーズコントロール(全車速ACC)やレーントレーシングアシスト(LTA)などの機能も強化され、デビュー自体は2013年とずいぶん古いわけですが、このたびのマイナーチェンジによって「現代のプレミアムDセグメントセダンにふさわしい各種機能」を手に入れたといっていいでしょう。
そして「走りの質感」においても、フルモデルチェンジに近い変更を受けた最新バージョンのレクサス ISは、ドイツ御三家のライバル――すなわち「メルセデス・ベンツ Cクラス」と「BMW 3シリーズ」「アウディ A4」に勝るとも劣らぬものがあります。
コーナリング中は無駄な上下動がほとんどないまま、そしてきわめて快適な乗り心地のまま、狙ったラインを寸分違わずに駆け抜けていける最新ISのコーナリング性能は、ドイツ御三家とどちらが上かはわかりませんが、少なくとも「同等か、同等以上か」とはいえます。
【 レクサス ISのその他の情報 】
レクサス ISのカタログページを見る
このページの写真:IS300hバージョン L
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
7/22申込締切 スズキが考える次世代のモビリティサービス~コネクテッドから始まった成長戦略~
【ヒョンデの新拠点が富山にオープン】 正規Dのモビリティ・ラウンジ富山 乗って試して実感を
レッドブル重鎮マルコ博士、日本人ドライバーふたりを高く評価「ユウキは自身の評価を上げ、岩佐も良いレースをしている」 彼らの去就はどうなる?
トヨタ「小さなミニバン」に強敵登場! シエンタと双璧のホンダ「新型フリード」公開! どんな人が検討? 販売店への影響は?
原付一種なのに二種で登録!? 違法な手続き「書類チューン」とは
なぜ平日限定? ジャパンモビリティショー2024 幕張メッセで10月開催へ チケット一般販売「検討中」
ルノーなど22社が参画、医療支援EV「U 1stヴィジョン」発表…仏 VIVATECH 2024
日産R32型「GT-R」の湾岸最速仕様だったクルマは現在、奥さんとのドライブ仕様に! 定年後はカリカリチューンに舞い戻る!?
〈人テク展2024横浜〉EV向けだけじゃない 個性豊かな技術も多数展示
「変わらなきゃ」自工会 片山新体制「個社の問題」も逃げずに議論[新聞ウォッチ]
空冷ポルシェ911のレストモッドを手がける米国のシンガーがコーンズとタッグを組んで日本に本格進出
旅先(県外)でバイクを買った! この場合ナンバーはどうなる?乗って帰ることは不可能?
【199万円!】大人気プチバン「シエンタ」の最安グレード“ガソリンのX”はアリかナシか?
近藤真彦参戦、弱点克服、夢のCO2回収装置…今年も水素カローラ進化が止まらない【S耐富士24hレース】
スズキ ハスラーに新スタイル「タフワイルド」登場! 通常モデルもアップデート&価格上昇も
PHEVで高性能なランボSUVの本命「ウルスSE」は3150万円。電動パワー+新デザインでお買い得
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!