アクティブハイブリッド X6のHVモデルに試乗
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:篠原 晃一、中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:篠原 晃一、中野 英幸
燃費性能の向上も魅力だ。モーターによるエンジン負担軽減やアイドルストップは当然のこと、アクセルの踏み方にもよるが、60km/hまでEV走行が可能というのが効果的。しかも荷室床下に配置された2.4kWhのニッケル水素バッテリーを使い、上手くすれば2.5kmもモーターだけで走れてしまう。また惰性走行時にはエンジンが停止するなどの制御も加わり、X6 50iとの比較では20%の燃費性能向上を果たしたのだ。
EV走行や走行中のエンジン停止といった複雑な走行パターンを可能にするトランスミッションにも注目したい。カタログ上は7速ATとなっているが、普通のATではなく複雑な構造を持っていて、イメージとしては2つのモーターを使った電気CVTに、機械的な4速ATが組み合わさったものと言える。電気CVTはハイ・ロー的な仮想2段モードで変速するので、4段AT×2段CVTで8段変速のトランスミッションとなるのだ。ただし8段目は惰性走行時やブレーキエネルギー回生量を高めるべく自動で選択されるスーパーハイギア設定なので、カタログ上では7速ATと表記されているわけだ。
別に仕組みを理解する必要はないのだが、高度な制御を持つトランスミッションが燃費と加速力の両立に一役かっていると覚えておいてほしい。ちなみにこのトランスミッションの考え方はトヨタのFRハイブリッドに似ていて、2つのモーターの作動制御による電気CVTに、さらなる効率化を求めて2段の機械式変速ギア(リダクションギア)を組み合わせてきた。アクティブハイブリッドX6はさらに通常のクルマと同様の運転感覚やより広い速度域への対応、トレーラー牽引時などの重量変化への対策も踏まえて、4段の機械式変速ギアを採用したと考えればいいだろう。
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