ジャガー・Fタイプ発表 超速&詳細レポート!
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
Fタイプの原型は2011年のフランクフルトショーでコンセプトカーとして発表された「C-X16」である。デザインの特徴は大胆なジャガーグリルとパワーバルジだが、三次元的な手法で表現されるフェンダーラインはデザイナーの苦心が伺えるポイントで、重厚なGTカーの存在感がある。リヤビューは重く見えるのを嫌ったとチーフデザイナーのイアン・カラムは説明するが、くさび形に食い込んだヒップラインの造形はライトウェイトスポーツカーを予感させる。ポルシェのようなリアルスポーツカーとアウディR8のようなGTカーのキャラクターをもっていると直感的に感じた。
Fタイプのサイズは全長4470mm、全幅1923mm。つまり997型ポルシェの長さと同じで、幅はアウディR8よりも広い。このユニークなパケージはライバル車と比べるまでもなく独自のプロポーションを築くのではないだろうか。
ジャガーにとってアルミボディはXJから始まった重要なボディ技術であるが、Fタイプはさらに進化した最新のアルミモノコック技術が使われている。アルミボディは軽量化だけでなくリサイクルというメリットもある。アルミボディ技術を先取りしてきたジャガーはすべてのモデルにアルミボディを採用することを考えている。残ったのはXFだけだが、Fタイプのプラットフォームが使われる可能性は大きい。
これは余談だが、ジャガーの兄弟ブランドであるレンジローバーの新型車ヴォーグにもジャガーのアルミ技術が使われ、なんと420kgのダイエットに成功している。ところで、Fタイプはオープンカーから発表されたが、エンジニアはクーペボディのルーフをチョップして開発したのではないと主張する。オープンカーでも充分なボディ剛性を与えることが可能なアルミモノコック技術がFタイプのコア技術であるという。Fタイプの捻り剛性はクーペボディのXKR-Sと比べても10%も高い。
風を感じて爽快に走ることができるロードスターに剛性感のある骨太な乗り心地が合わさることで、きっと新しいジャガー・テイストが味わえるはずだ。
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