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新型アウディR8。新クワトロシステム&V10エンジンの実力をテスト

鳥肌モノの回転上昇を見せる自然吸気V10

今回の試乗コースは富士スピードウェイだ。ドアを開け閉めした時点で、バスッと気密性が高く、各部の振動が少ないことに気がつく。コクピットに収まると、相変わらずペダル位置が手前なことは気になるが、先代以上に包まれ感があり、着座位置も若干低められて、運転に集中できる環境も高められているようだ。

まずはV10でコースインする。昔であれば選ばれた人しか操れないような最大出力540ps、最大トルク540Nmのクルマが、ショックもなくスムーズに走り出す。凄い時代になったものだ。

アクセルを踏み込みたい気持ちを抑え、一般道をイメージした加速を試してみたが、エンジントルクの圧倒的余裕や、ターボラグとは無縁なNAエンジンの素直さによって、“超”を付けたくなる滑らかな変速と速度上昇に舌鼓を打つ。やはりデュアルクラッチは大排気量NA車にこそ合う。なぜならターボ車の場合、MTのようにクラッチが直結するデュアルクラッチでは、ターボが働くまで素の排気量で加速する間、ややトルクが不足する感覚までがダイレクトに伝わってしまう。その点、NAエンジンで5.2Lもあると、回転数など関係なくどこからでも余裕のトルクを発生するからだ。

ちまちました話はこれぐらいにして、R8の本領をレポートしていこう。アクセルを床まで踏むと、直噴とポート噴射を使い分けるデュアル燃料噴射が、回転域により最適な噴射を行ないつつ、8700rpmまで鳥肌モノの鋭い吹け上がりをみせる。加速が良いクルマは幾らでもあるが、ずっとアクセルを踏み続けたいと思わせる官能的な回転上昇はR8の大きな魅力だ。アクセルの戻しにも鋭い反応(回転落ち)を示すため、少しだけ荷重をリアに移したい時など、数ミリのアクセル操作に的確に反応する素直さも素晴らしい。

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