小沢コージとCVが挑戦 言い訳だらけのエコラン
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
とはいえ勝負も終わり、休息&慰労会をやってる時にいろいろ調査を試みた。まずベストカーのアイルトン・セナ、編集者Oによると「アクセルワークっスよアクセルワーク、足ツリそうになりました」だそうだし、優勝したカートップ・チームの若手によると「結局、どこまで我慢出来るかですよ」という。
要は基本は我慢比べ。己の「加速したい」という欲求に対し、いかに抵抗して冷徹にゆっくり踏めるか、周囲にギリギリ迷惑をかけないレベルで遅く走れるかの勝負なのだ。
それからガソリンエンジン車に限っては基本アクセルを踏まないとポンピングロスが増えるので、加速時はある程度踏んでイッキに加速させてから、丁寧にスピードを殺さず進む。ソイツもポイントだ。
だが、私はいろいろ調査するうちに、最終的にはビリだが、トータル燃費のリッター15.36kmが素晴らしい物に思えてきた。というのも俺たちはかなりがんばったが、ほとんど周りに迷惑をかけてない(たぶんね)のだ。
加速時は結構踏んだし、最後の方はトラックにかなりピッタリ追従したが、それでもあまり近づかなかった。つまり、リスク最小でリッター15.36kmを達成したのだ。なんというか基本ズボラな我々でもこの記録! というのが素晴らしいではないか。
要するに高効率のダブルクラッチギアボックスなど、今の技術を十分積み込んだボルボV50ならば、ほんの少し運転に気を遣うだけで、リッター15km以上を達成してしまうのだ。
“クルマ側”で頑張りに頑張りを重ねて作り上げた魔球のようなプリウスで普通に走ってリッター22km。かたや平均的に素晴らしいV50で“ドライバー側”ががんばって15.36km。これは同等に素晴らしい事実という気がする。
燃費にしろ、安全にしろ、クルマで頑張るのがスジと考える人もいるようだが、私はドライバーの考え、スキルアップを図るのもスジだと思う。そもそも既得権益の塊のような運転教習所で、後で全く役に立たない安全運転マナーを学ぶより、燃費運転をこうやって競いながら独学で学ぶ方がよっぽどいい。
今のエコムードやエコカーをきっかけとして、全国各地で「燃費バトル」「燃費F1」みたいな活動、戦いが盛んだそうだ。これはなんだかんだでクルマ人気の復興に繋がるし、正しいクルマ文化の発展だと思う。
F1ですら燃費が重要視される昨今、極端なハイブリッドカーブームに流されず、いろんなクルマで燃費とエコと楽しさのバランスを突き詰めて欲しい。私は真剣にそう思う。
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