新型GR 86とBRZ日本仕様が初公開される。2.4Lエンジンにインナーフレームボディ、アイサイトなど話題が満載
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹 338
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹 338
4月5日、トヨタGAZOOレーシング(以下TGR)とスバルが2世代目となる姉妹スポーツカーの「GR 86」と「BRZ」(日本仕様)を初公開しました。今回も共同開発ですが、86はトヨタブランドではなく、新たにTGRブランドのスポーツカーシリーズ第3弾として位置づけられています。発売はBRZが2021年夏、GR 86が2021年秋。今回はメディア向け撮影会の撮りおろしフォトを中心に、現時点で発表された内容をまとめます。
ボディサイズはほとんど変わりませんが、内外装は一新されました。初代から引き継ぐプラットフォームにも、設計を担当したスバルの知見が加わった結果、インナーフレーム構造や構造接着剤が採用され、剛性や応答性、トラクションが向上しているとのこと。エンジンフードに加えて、今回はルーフパネルやフロントフェンダーもアルミ製です。
トヨタが担当したベースデザインは初代の正常進化版と言えるもの。GR 86とBRZの違いはフロントバンパーの造形やライトの意匠程度ですが、意外なほど雰囲気に違いを感じます。タイヤは215/40R18のミシュラン パイロット スポーツ 4が採用されました。
エンジンは初代から400cc排気量を拡大した新型の2.4L水平対向4気筒(235ps/250Nm)で、初代から出力が28ps、トルクが38Nm向上し、滑らかな吹け上がりも実現しているとのこと。スポーツ走行を検知して最適な制御をするなど、6速ATも進化しています。
“86がTGRブランドに移ったことで、新型ではGR 86とBRZの走りのキャラクターの違いがより明確になった”という情報も注目で、ざっくり言うとGR 86はTGRブランドならではのスポーツ性が追求され、BRZはスポーツ性に加えて走りの質感が高められているとのこと。試乗レポートが楽しみです。
6速ATモデルはアイサイトが標準装備されるというのも新型のトピック。レーンキープはしませんが、第3世代アイサイトのカメラを使い、全車速追従ACCも実現(ただし、サイドブレーキは手動式なので、ブレーキの保持時間は数秒と短め)。初代では2割程度だったAT車の比率も上がりそうです。
また、内装では7インチTFT液晶を使ったデジタルメーターを採用。初代の質素な内装と比べると、全体の質感は現代のスポーツカーらしいものになりました。
最後に、発表時までお預けとなった価格ですが、初代オーナーの代替えも意識したリーズナブルさを感じられるものになるとのこと。排気量アップや、高められた内外装の質感、現代のスポーツカーとして必要な諸装備を考えると据え置きとは行かないでしょうが、庶民に手の届く本格スポーツカーという初代のコンセプトも引き継がれることになりそうです。
次のページ>>スペック
このページの写真:GR 86
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
日産「新型“高級”ノート」初公開! 「オシャブルー」内装&斬新グリル採用! 史上初の超豪華仕様「オーラ“AUTECH”」24年7月に発売へ
カスタムカーが大集結! カーイベント「On Fleek FEST」 6月23日万博記念公園にて開催
【ホンダ】2024 鈴鹿8耐の参戦体制を発表!
初代モリゾウチャレンジカップ王者は山田啓介選手!! モリゾウさんからも祝福のメッセージ!
初代BRZ開発のキーマンがSTIのトップへ就任。手応えを磨き、スバル車をさらに進化させる【STI株式会社代表取締役社長 賚 寛海氏:TOP interview】
トラックドライバーの声を無視した国の愚策! 望んじゃいない「最高速度引き上げ」「時間外労働の短縮」じゃ物流問題は何も解決しないどころか悪化する!!
大胆なデザイン変更と新色追加で魅力倍増! 日産「ノートオーラ」と「オーラAUTECH」がマイナーチェンジを敢行
トヨタが新型「カローラパトカー」初公開! ド派手カラー&警察専用“特殊装備”を完備! 最新モデルを英で発表!
エムアンドエムデザインがスピーカーケーブル新製品「SN-MS1800 III」を発売
ホンダに「いまこそ聞いておきたい質問」特集(前編)
ワイドなグリルでイメージ一新、日産から新型「ノート オーラ」発売!90周年記念モデルも同時リリース!
[ディーラーに聞いてみた] 今春マイナーチェンジした“トヨタGRヤリス”の反響は?
コスパ王「ホンダ WR-V」の想像以上のスッピン感とその理由。最安Xグレードは誰におススメ?
【408万円から】新型「ミニ クーパー 5ドア」発売 新デザイン&最新装備でまた人気となるか?
【どうした日産!?】ノートオーラがデザイン一新。ギラギラ顔にモノグラム柄シートで大胆イメチェン
【お値段据え置き】日産の軽「デイズ」と「ルークス」が一部改良。目立ち度抜群の新色も
BMW 「1シリーズ」が第4世代に進化。スイッチ減らした未来感あふれるコックピットが斬新
12チリンドリ日本初公開。伝統オマージュのレトロデザインにハイテク融合でV12 NAモデルの集大成に
【決勝直前】トヨタ雪辱なるか!? ル・マン24時間レース、これだけは押さえておきたい見どころまとめ
GT-Rも真っ青のスペック&高コスパ。アイオニック5 Nが日本にもたらすインパクトと皮肉な結果
【267万円】売れてるミドルサイズミニバン「ノア」の最安グレード“ガソリンのX”はアリかナシか?