W12とV8ターボ、2台のアウディ旗艦モデルに乗った
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
塗装の平滑度と鮮鋭性、プレスラインの鋭さ、面の張り、チリの小ささ、合わせの正確さ、要所要所にあしらったクロームの輝きなど、静的品質もちょっと信じられないほどの水準だ。目を近づけて細部を観察することで、細部にまで及んだ高度なクラフトマンシップを実感できる。が、いちいちそんなことをしなくても神業的ボディワークを感じ取ることはできる。ちょっと離れたところから一瞥しただけで、全体から凜とした雰囲気が伝わってくるからだ。
A8&S8の場合、ドアパネルだけで実に1000カ所もの測定ポイントが設定されている。そういった尋常ではない精緻な作り込みの数々が渾然一体となって、全体にただ者ではない存在感を与えているのである。
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