航続距離が倍増した新型リーフの実力をおさらい。EVブームに乗れるか?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:望月 浩彦
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一方で、単体で見たシャシー性能は、それでも決して高いわけではない。サスペンションはかなりソフトで、ステアリングの操舵力も軽いのはいいのだが、先代で感じられたスポーティさは後退してしまった。もちろん、ノーズの軽さや低重心のメリットは感じられないわけではないのだが。また、雨の中などでは特に絶対的なスタビリティ感も、一段引き上げたい。
もっとも、代わりに快適性はハイレベルだ。乗り心地はふんわりとしていて、静粛性も高い。特に後席は、前席には少し残るフロア振動がぴたりと遮断されていて、十分なスペースと相まって心地よく過ごすことができる。
走りはパワフルになり、航続距離が伸びて、快適性も向上した。e-Pedalやプロパイロット、プロパイロットパーキングといった目をひく新機軸も採用されている。しかも新型リーフは、内外装のデザインもグンと魅力的になった。外観は独自性が薄まったものの俄然スタイリッシュになったし、インテリアも面白味は無いし、クオリティ感という意味では寂しいものもあるとは言え、誰も拒絶反応を示さないようなものにはなっている。先代の斬新でも未来的でもないスタイルより、間違いなく広く受け入れられるはずだ。
弱点はほぼ解消され、新しい魅力も備わった新型リーフ。EVブームという追い風を受けて、いよいよブレイクできるかは注目である。尚、趣味性が薄まったと嘆く向きのためには、2018年中にバッテリー容量を向上させ、電気モーターの出力を高めた高性能版の投入がスタンバイされているというから、きっとそちらが思いを満たしてくれるはずだと期待しよう。
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