新型ディスカバリースポーツに試乗。オン/オフ自在の多用途性
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
将来的にはディーゼルが加わる可能性が高いが、現状エンジンは2リッター直4ターボのみ。これに9速ATを組み合わせるのだが、動力性能に不満はない。低速から太いトルクを発生するエンジンの特性と小刻みにシフトを繰り返すATは絶妙のマッチングを見せ、力強く、かつスムースに2トン弱の車体を走らせる。
周囲の流れに乗って走っているかぎりアクセルを半分以上踏み込む必要はなく、回転が低く抑えられるため静粛性も高い。それでいて、いざ全開にすれば鋭いダッシュだって決めてくれる。
多くのライバルがひしめき合うこのマーケットにおいて、ディスカバリースポーツには他車では味わえない数多くの個性が備わっている。相変わらず抜群の存在感を誇るスタイリッシュな「イヴォーク」か、優れたユーティリティを誇る「ディスカバリースポーツ」か、はたまた他車にするか。これほど贅沢な悩みに直面するセグメントはちょっとない。
そんな中もし僕が1台を選ぶとするなら、最近まででいちばんのお気に入りだった「マカン」か、この「ディスカバリースポーツ」かで迷いに迷うだろう。要するにディスカバリースポーツとはそのぐらい魅力的なモデルなのである。
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