ケイマン&ボクスター、GTSの走りを報告
掲載 更新 carview! 文:山崎 元裕/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:山崎 元裕/写真:ポルシェジャパン
ボクスターGTSも、基本的な走りの性能はケイマンGTSと同様だ。パワーが10ps低く抑えられていること、そしてソフトトップを採用したオープンボディということもあり、全体的な味わいとしては、ややマイルドな印象にも感じられるが、それはあくまでもケイマンGTSと比較した場合の話。ボクスターGTSに匹敵する魅力を持つオープンスポーツは、市場でそう簡単に見つけることはできないだろう。
燦々と降り注ぐ太陽光の下で楽しんだオープンエアドライブは、実に爽快なものだった。改めて驚かされたのは、最適化されたキャビンのエアフローで、日本の高速道路での合法的なスピード程度ならば、頭上にわずかな風の流れを感じるのみで、常に快適な走りがオープン状態でも楽しめるはずだ。
GTSがラインナップに追加されたことで、さらに魅力的なミッドシップ・スポーツへと昇華した、ケイマン&ボクスター。はたしてポルシェは、さらなる進化のプランを描いているのだろうか。残念ながら現在の段階では、ポルシェはそれに対して、一切のコメントを発していないが、それを待つ熱狂的なファンが、世界中に存在することは確かなはずだ。
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