現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【2019年 最高のスーパーカー10選】今後発売予定の期待モデルも

ここから本文です

【2019年 最高のスーパーカー10選】今後発売予定の期待モデルも

掲載 更新 2
【2019年 最高のスーパーカー10選】今後発売予定の期待モデルも

6位 ノーブルM600

ノーブルは1990年代のM12を起源とする手作りの超少数生産スーパーカーメーカーだ。ただし現在はミッドランズに位置するメーカーによって生産されており、創業者であるノーブル氏とは関係がない。

【画像】2019年版 最高のスーパーカー 全81枚

ただし、今でもリー・ノーブルの設計思想は引き継がれている。軽量かつシンプルを第一とし、純粋なMTに後輪駆動、さらに電子制御はABSすらないという構成は「生」のパフォーマンスを求める向きにぴったりだ。

当初は659psのヤマハ製V8ターボのスペックはパワーでもトルクでもライバルを大きく引き離すものであった。しかし今日ではその優位性は小さくなってしまっている。

ハンドリングは驚くほどに素晴らしく刺激的であったが、エルゴノミクス面では改善の余地があるといえるだろう。

5位 ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ

サンタアガタ製の12気筒ミドエンジンを搭載するフラッグシップは、人に忘れられるようなクルマではない。このクルマはムルシエラゴ、ディアブロ、カウンタック、それに伝説的存在であるミウラの血を引き継いでいる。

5年前にはおよそ700psを発生する4WDマシンであったが、2017年に登場した「S」モデルではパワーアップとともに四輪操舵が加えられた。

今回のSVJでは、これにさらに目立つボディキットが装着されるとともに8500rpmで770psを発生するエンジンが搭載されている。パドルシフト式トランスミッションの動作は素晴らしいとは言えないが、このエンジンがもたらすパフォーマンスは絶大だ。

公道では車幅を感じさせられ、サーキットでも持て余すほどのパワーだが、ハンドリングのバランスも改善されている。その官能性はまさに規格外だ。

4位 フォードGT

半世紀前にル・マンで活躍したGT40の神話を引き継ぐ形で登場したこの新型フォードGTは、非常にユニークかつ今までの基準で評価するのは難しいクルマだ。

2005年に発売された2代目に続き登場したこの3代目はフォードが送り出したFIA WECマシンのロード版でもある。左ハンドルのみが製造され、シャシーやサスペンションは他のどのライバルよりもエキゾチックな仕様となっている。搭載されるエンジンはピックアップのF150から譲り受けたものだ。

ボディサイズこそ大きいものの、乗り心地は信じられないほどにスムーズで洗練され、狭い公道でも扱いやすい。

イタリア製のV12のような咆哮はないが、この655psのV6は純粋なモータースポーツ譲りのパフォーマンスを発揮する。非常に特別なクルマであり、なかなかお目にかかる機会はないだろう。

3位 ランボルギーニ・ウラカン・エボ

現代において、ランボルギーニほど通行人の目を引くルックスと化石燃料を燃やす快感を味わえるクルマは手作りのエキゾチックカー程度だろう。

ウラカンはランボルギーニのエントリーモデルとはいえ、ランボらしいセンセーショナルなスタイリングや野性味溢れる自然吸気V10エンジンは健在だ。

フェイスリフトを受けたこのモデルは後輪操舵とトルクベクタリングを新たに装備し、ウラカンのパフォーマンスをマクラーレンやフェラーリにも対抗できるレベルとなっている。

さらにパワートレインもペルフォルマンテ譲りの640psのものが搭載され、さらに走りがいのあるスーパーカーとなった。

2位 フェラーリF8トリブート

フェラーリはF8トリブートを488GTBの後継車と位置付けているが、実際のところはヘビー・フェイスリフトといったところだろう。ここにはサーキット向けの488ピスタや488チャレンジの技術が多く使われている。

このV8ツインターボは720ps、78.5kg-mを発生し、破壊的なまでの速さを見せる。458の自然吸気V8ほどの官能性はないものの、ホット・チューブとよばれるパイプによりキャビンにノイズを引き込んでいる。

さらに可変ブースト・マネジメントによりトルクの出方をノンターボに近づけるだけでなく、ターボラグをほぼ無くすことに成功しているというう。

しかし、最大の魅力はそのシャシーにある。エンジンのパフォーマンスを扱いやすくするだけでなく、アジリティとハンドリングを高次元でバランスさせている。非常にセンセーショナルなスーパーカーであり、完全なロードテストを行うのが楽しみだ。

1位 マクラーレン720S

マクラーレン720Sは先祖にあたる650SやMP4-12Cを改良することにより、このランキングでのトップ入りを果たした。

このカテゴリーで上位に立つためには、加速性能、ラップタイム、それに減速性能が鍵を握っている。この720Sはそのすべてを見たしているのだ。

実際ロードテストに使われた多くのベンチマークにおいて、この720psのマシンはハイパーカーにも匹敵する実力を見せた。

それでいて非常にコミュニカティブかつ扱いやすいのだ。エルゴノミクス的にも大きく改善され、走りがいのあるクルマになった。

番外編1 アストン マーティン・ヴァンキッシュ

アストン マーティンはマクラーレン720SやフェラーリF8トリブートに対抗するモデルにおいてヴァンキッシュの名称を復活させる。

2019年ジュネーブ・モーターショーですでにヴァンキッシュ・ヴィジョンが展示されているが、新しいV6エンジンを搭載し英国で生産されるものとみられている。

新しい接着アルミニウムストラクチャーが使われるとのことだ。

アストンのゲイドン工場にて2022年から生産開始が予定され、その価格は25万ポンド(3592万円)程度が想定されている。

番外編2 フェラーリSF90ストラダーレ

ラフェラーリの後継車ともいえるこのモデルは、フェラーリのロードカー史上最もパワフルかつ加速の速いクルマになるだろう。

このモデルには488ピスタの3.9Lツインターボを改良したものをベースに、3基の電動モーターを搭載することで1000psを発生、静止状態から100km/hまでの加速を2.5秒でこなす。

SF90ストラダーレがラフェラーリを上回るパワーとパフォーマンスを発揮し、フィオラノのテストコースのラップタイムを更新したとしてもその価格はラフェラーリほど高くはならないようだ。

フェラーリによればV12のハイブリッド・ハイパーカーよりは安く、812スーパーファストよりは高いという。おそらく50万ポンド(7185万円)から75万ポンド(1億778万円)程度と予想される。

番外編3 アストン マーティン・ヴァルハラ

アストン マーティンはヴァルハラについて「ヴァルキリーの息子」と表現している。これは単なるスーパーカーではないということだろう。

コスワース製のV12を搭載することはなく、次期型ヴァンキッシュと同じV6をハイブリッド化したものを搭載し、1000ps級になるとみられている。つまりフェラーリSF90をロックオンしているということだ。

ヴァルキリーとも似たカーボンファイバー製ストラクチャーを使用し、アクティブ式サスペンションや空力構造も似たものになるだろう。それでいて、公道走行にも耐えうるとのことだ。

2021年後半の生産開始が予定され、発売され次第われわれもロードテストを行うつもりだ。

番外編4 BMW M1

初代BMW M1が日の目を見てから41年が経過した今、BMWはその後継車開発に取り組んでいる。

昨年フランクフルト・モーターショーでビジョンMネクスト・コンセプトが展示され、「公約通りのものをお届けする」とのコメントが出されている。これはおそらく市販化を真剣に考えているということだろう。

内部筋によれば、このモデルは2世代目i8よりも前に限定生産される予定とのことだ。

4気筒ガソリンエンジンがドライバーの後方に搭載され、2基の電動モーターとの組み合わせにより600ps程度を発生する。0ー100km/h加速は3秒程度になり、電動航続距離は100kmに達するとのことだ。

こんな記事も読まれています

自立する電動3輪特定小型原付「ストリーモS01JT」 580台の数量限定販売 申込期間は5月31日まで
自立する電動3輪特定小型原付「ストリーモS01JT」 580台の数量限定販売 申込期間は5月31日まで
バイクのニュース
ホンダ新型「カクカクSUV」ワイルド&上質な“縦グリル”がスゴい! 新型「WR-V」人気のカスタム仕様とは?
ホンダ新型「カクカクSUV」ワイルド&上質な“縦グリル”がスゴい! 新型「WR-V」人気のカスタム仕様とは?
くるまのニュース
レクサスのミニバン『LM』に6座仕様、価格は1500万円
レクサスのミニバン『LM』に6座仕様、価格は1500万円
レスポンス
日産のカーボンフリーへの取り組みがガチ! 工場をエタノール燃料の燃料電池で稼働させる仕組みを公開
日産のカーボンフリーへの取り組みがガチ! 工場をエタノール燃料の燃料電池で稼働させる仕組みを公開
WEB CARTOP
ヤマハの隠れたヒット商品!? レクサスも純正採用する「パフォーマンスダンパー」はどんな効果があるのか
ヤマハの隠れたヒット商品!? レクサスも純正採用する「パフォーマンスダンパー」はどんな効果があるのか
モーサイ
誕生から70年!アメリカンマッスルカーの雄「シボレー コルベット Z06」EU仕様でも速かった!
誕生から70年!アメリカンマッスルカーの雄「シボレー コルベット Z06」EU仕様でも速かった!
AutoBild Japan
西湘バイパスの「圏央道直結」いつ実現!? 中途半端な「新湘南バイパス」の平塚延伸はどうなっているのか 「謎の橋脚」の正体とは
西湘バイパスの「圏央道直結」いつ実現!? 中途半端な「新湘南バイパス」の平塚延伸はどうなっているのか 「謎の橋脚」の正体とは
くるまのニュース
ほぼ[アルファード]と一緒じゃ…レクサスLMの6人乗りが1500万円ってマジか!!
ほぼ[アルファード]と一緒じゃ…レクサスLMの6人乗りが1500万円ってマジか!!
ベストカーWeb
「新型の登場を待つか」「モデル末期を狙うか」問題に決着! いまは「欲しければすぐに買う」が正解だった
「新型の登場を待つか」「モデル末期を狙うか」問題に決着! いまは「欲しければすぐに買う」が正解だった
WEB CARTOP
新型フリードの顔にある[4つの穴]は何? なぜAIRにあってクロスターにはないの?
新型フリードの顔にある[4つの穴]は何? なぜAIRにあってクロスターにはないの?
ベストカーWeb
[神業]クルマを直す速度が異常すぎ!! ほぼ全部壊れたクルマを1週間弱で修復! 新井大輝さんが満身創痍で挑む全日本ラリー
[神業]クルマを直す速度が異常すぎ!! ほぼ全部壊れたクルマを1週間弱で修復! 新井大輝さんが満身創痍で挑む全日本ラリー
ベストカーWeb
ホンダ新型「フリード」初公開! 新誕生「フリード“エア”」って何? 「クロスター」も大変化か!? 8年ぶり全面刷新で誕生の「2タイプ」何が違うのか
ホンダ新型「フリード」初公開! 新誕生「フリード“エア”」って何? 「クロスター」も大変化か!? 8年ぶり全面刷新で誕生の「2タイプ」何が違うのか
くるまのニュース
ドレミコレクション「Z900RS Mk.2 Style外装セット」 着せ替えシリーズ初インナータンク無し・スチールタンクを採用した理由とは?
ドレミコレクション「Z900RS Mk.2 Style外装セット」 着せ替えシリーズ初インナータンク無し・スチールタンクを採用した理由とは?
バイクのニュース
[カーオーディオ 逸品探究]世界的実力ブランド「フォーカル」の新旗艦スピーカー『Utopia M』の魅力に迫る!
[カーオーディオ 逸品探究]世界的実力ブランド「フォーカル」の新旗艦スピーカー『Utopia M』の魅力に迫る!
レスポンス
フォード Kugaの335万円からという価格設定に驚き、オンロードのドライビングダイナミクスに感心した【10年ひと昔の新車】
フォード Kugaの335万円からという価格設定に驚き、オンロードのドライビングダイナミクスに感心した【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
宮田莉朋組レクサスがFP2でクラス最速タイム。ハイパーカーは6号車ポルシェが初日トップに/WECスパ
宮田莉朋組レクサスがFP2でクラス最速タイム。ハイパーカーは6号車ポルシェが初日トップに/WECスパ
AUTOSPORT web
【SCOOP!!】販売継続? それともファイナル? ヤマハYZF-R1に“新型”の情報アリ!!
【SCOOP!!】販売継続? それともファイナル? ヤマハYZF-R1に“新型”の情報アリ!!
WEBヤングマシン
トヨタの「爆速5ドアハッチバック」何がスゴイ? 6速MT×4WDのみなのに「普段乗り」できる!? 「GRカローラ」の魅力とは?
トヨタの「爆速5ドアハッチバック」何がスゴイ? 6速MT×4WDのみなのに「普段乗り」できる!? 「GRカローラ」の魅力とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

2件
  • ノーブルM600・・・まだ造ってたんだ。

    P4レプリカの再販を是非!
  • 庶民には買えんし、そもそも、こんなに、パワーあって楽しいのか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

5567.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3098.911038.0万円

中古車を検索
アヴェンタドールの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

5567.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3098.911038.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村