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字幕付き動画 ポルシェ718ケイマンGT4 vs 911 GT2RS vs GT3RS GTシリーズの血統は

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字幕付き動画 ポルシェ718ケイマンGT4 vs 911 GT2RS vs GT3RS GTシリーズの血統は

振り回せる700psのGT2RS

今回はポルシェGTシリーズの最新モデル、ケイマンGT4がテーマだ。これに加えGTシリーズ中最も過激な911GT2RSと997型の911GT3RSを用意した。この3台の比較試乗を通して、その共通点などを探っていこう。

【画像】最高のポルシェGTシリーズ 3台比較 全75枚

まずはGT2RSだ。この991型は先日販売を終えたところだが、中でもこのクルマは911史上最狂のモデルだ。GT2RSはカーボン・ボンネットやチタン製ロールケージ、それにローズ・ジョイントのサスペンションが取りつけられ、ルーフは標準でマグネシウム製となる。

しかしこの個体はヴァイザッハ・パッケージにより、ルーフやアンチロールバーもカーボン製となり、ホイールはマグネシウム製で30kgの軽量化を実現、その車重は1520kgだ。700psの3.8Lのフラット6ターボがリアに搭載され、7速PDKを介して後輪を駆動する。カーボンセラミック・ブレーキが標準装備だ。

以前簡単に試乗した時に思ったほど恐ろしいクルマではなく、700psのRR車であることを過剰に意識させられることはない。ステアリングはクイックで、ロードフィールも豊かだ。ボディコントロールは素晴らしく、乗り心地も良好だ。後ろ寄りの重量配分に加え、21インチで325幅のリアタイヤがもたらすトラクションは絶大だ。

究極的かつ驚異的な走りがいはそのままに、今までよりもはるかに敷居が低くなっている。尊敬の念を抱かざるを得ない見事なクルマだ。これを振り回すのは正気の沙汰ではないが、わたしはこんなクルマが大好きだ。

カミソリのようにシャープなGT3RS

次は997型GT3RS。わたしの一番のお気に入りだ。997型には3.6L、3.8L、4.0LのGT3RSが存在するが、これは997.2と呼ばれる後期型で、3.8Lのモデルである。以前はこのクルマの右に出るものはいないと思った親密さや興奮度、正確さなども、先ほどのGT2RSに比べると古く感じてしまう。

このGT3RSにはアクリル製のリアスクリーンやカーボン製リアウイングが装着され、チタン製エグゾーストが素晴らしいサウンドを奏でる。しかも軽量化のためエアコンやラジオが省かれ、ギアボックスはマニュアルだ。自らの手でギアを変えるたびにこの最高のエンジンを感じられる。

搭載される3.8Lフラット6は8500rpmで450psを発生する。カミソリのようにシャープで、まさに規格外のレスポンスだ。もちろんGT2RSと比べれば遅いが、その楽しさはまったく見劣りしていない。

デジタルな部分が少なく、よりアナログで正確に走ってくれる。乗れば乗るほど良さがわかるこのクルマはわたしにとって5本の指に入る最高のクルマであり、GTポルシェの典型的存在だ。

ややリラックスした718ケイマンGT4

最後に乗るのは718ケイマンGT4。お気付きのことと思うが、ケイマンにはRSは設定されていない。このクルマに搭載される4.0Lのフラット6は420psを発生する。今まで718ケイマンは4気筒ターボのみの設定であったが、GT部門は6気筒の搭載を選んだようだ。

これは8000rpmまで回り、ふたつの微粒子フィルターを持ち、かつ3気筒での走行も可能というクリーンかつモダンで効率的なフラット6エンジンだ。粗いとまでは言えないが、他の2台の911ほどのスムーズさはない。

このクルマのフロントサスペンションはGT3からそのまま移植され、リアのダンパーは倒立式に、そしてコントロールアームやサブフレームはGT3譲りだ。大型のリアウイングは先代よりも20%増のダウンフォースを発生、フロントスプリッターはGT3似で、そのダウンフォースは先代比50%増だ。

エンジンをミドに搭載していることにより、その重量配分はスポーツカーとして理想的であり、優れた前後バランスをもつ。しかしこのクルマは決して鈍重ではないが、他のRSモデルと比べるとわずかに柔らかく日常的でリラックスしている。

ポルシェのGTに共通するのは、走りに特化したインテリアに完璧なドライビングポジション、そしてエンジンはレスポンシブでペダルの重さまで煮詰められている。運転そのものが好きなひとが作ったことがわかるだろう。これらは地球上で最も良くできたクルマたちだと言える。

詳細は動画にてお楽しみいただきたい。

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