現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 英国試乗 アウディSQ5 SUVに合ったディーゼルエンジン

ここから本文です

英国試乗 アウディSQ5 SUVに合ったディーゼルエンジン

掲載 更新
英国試乗 アウディSQ5 SUVに合ったディーゼルエンジン

もくじ

どんなクルマ?
ー S6やS7と同じディーゼルユニット

試乗 アウディS7 ディーゼル化もスポーティさは不変

どんな感じ?
ー ふたつのグレードを設定
ー トルクやサウンドが魅力

「買い」か?
ー サルーンより受け入れやすい

スペック
ー アウディSQ5のスペック

どんなクルマ?

S6やS7と同じディーゼルユニット

アウディは中級スポーティモデルにマイルドハイブリッドのディーゼルV6を搭載するという変革を行なった。これはSQ5にも適用され、今後数ヶ月のうちにショールームに並ぶだろう。

S6やS7スポーツバックと同様、このスポーティなソフトローダーは新開発の3.0ℓV6ディーゼルと48Vインテグレーテッド・スターター・ジェネレーターを搭載する。このシステムは低回転域では電動スーパーチャージャーがターボのプロペラを回すことでターボラグを低減している。

パワートレイン全体の出力は3850rpmでサルーンよりわずかに低い347psとなるが、トルクは同じ71.3kg-mを2500rpmから3100rpmで発生する。パフォーマンスはS6やS7と遜色なく、0-100km/h加速は5.1秒、最高速度はリミッターにより250km/hに制限される。

WLTPサイクルによる燃費は12.2km/ℓとなり、これまでの3.0TFSIを上回るばかりかメルセデス-AMG GLC43 4マティックよりも3km/ℓ以上優れている。アウディはこのクルマを効率性や長い航続距離を重視しつつ、ディーゼルを敬遠しな顧客へと売り込む方針だ。

どんな感じ?

ふたつのグレードを設定

英国市場向けSQ5にはふたつのバリエーションが存在する。もともと装備の充実したエントリーモデルが5万5000ポンド(750万円)前後、さらに装備を追加したフォアシュプルングが6万5000ポンド(890万円)前後からだ。

フォアシュプルングでは、標準モデルの20インチホイールが21インチになり、さらに3つのパッケージが追加される。クワトロ・スポーツ・センターデフが装備され、バランスやステアリングのレスポンスが向上する。さらにシートやステアリングの電動調節機能が追加される。

SQ5には専用のフロントバンパー、ボディ同色のリアディフューザー、それに専用サイドスカートなどが装着される。

さらにフォアシュプルングでは専用のサイドステップが追加されるが、サルーンのようなセラミックブレーキや四輪操舵は用意されていない。

トルクやサウンドが魅力

他のモデルと同様、SQ5に搭載されるTDI V6はスムーズさとトルクだけでなくそのサウンドも魅力的だ。低速域ではV8のような音だが、加速時には唸りをあげる。吸気系統に仕込まれたサウンドジェネレーターによるものだが、好みなひとは多いだろう。巡航時には非常に静かだが、ドライブモードに応じて変化が楽しめる。

非常に早くて快適であり、欧州におけるツーリングには最適だ。2トン近い車重でスーパーカーに匹敵する性能を持ちながら、満タンで800km近い走行が可能だ。

サルーンより20cm程度短く、着座位置が高いことから視界は良好だ。もちろん、コーナリングや限界域でのグリップはサルーンにはかなわない。

乗り心地はまずまずだが、このクラスとしては特別目を見張るほどではない。ただし、車高の高さゆえロードノイズは少ない印象だ。5人乗車でも困らない室内空間を持っているが、このボディサイズを考えれば後席のスペースは特に広いとは言えないだろう。

「買い」か?

サルーンより受け入れやすい

古臭い考えかもしれないが、ディーゼルのパワーはパフォーマンスかーよりもSUVに合っていると感じた。したがって、SQ5のディーゼル化はS6やS7よりも受け入れられやすいだろう。

アウディはBMW X3やメルセデス-AMG GLC43をライバルとしている。この両車は少々安価ではあるが、SQ5の強みはその効率性とエンジンのレスポンスであり、勝機はあるだろう。

アウディSQ5のスペック

■価格 5万5000ポンド(937万円)
■全長×全幅×全高 ー
■最高速度 250km/h
■0-100km/h加速 5.1秒
■燃費 12.2km/ℓ
■CO2排出量 172g/km
■乾燥重量 1980kg
■パワートレイン V型6気筒2967ccターボ
■使用燃料 軽油
■最高出力 347ps/3850rpm
■最大トルク 71.3kg-m/2500-3100rpm
■ギアボックス 8速DCT

こんな記事も読まれています

ボルボ、人気モデル『XC40』を仕様変更。特別限定車“プラスB3セレクション”も同時設定
ボルボ、人気モデル『XC40』を仕様変更。特別限定車“プラスB3セレクション”も同時設定
AUTOSPORT web
FIA、雨対策用F1ホイールカバーの改良版をテスト。フェラーリがフィオラノで走行
FIA、雨対策用F1ホイールカバーの改良版をテスト。フェラーリがフィオラノで走行
AUTOSPORT web
ディフェンダー に2025年型、マイルドハイブリッドディーゼルを350馬力に強化
ディフェンダー に2025年型、マイルドハイブリッドディーゼルを350馬力に強化
レスポンス
【最終最強のW12搭載】 ベントレー・バトゥール・コンバーチブル 内装にジュエリーとのコラボ
【最終最強のW12搭載】 ベントレー・バトゥール・コンバーチブル 内装にジュエリーとのコラボ
AUTOCAR JAPAN
【MotoGP】マルケス、フランスGP初日はドゥカティ陣営で今季最も苦戦した1日に「リヤの改善が必要」
【MotoGP】マルケス、フランスGP初日はドゥカティ陣営で今季最も苦戦した1日に「リヤの改善が必要」
motorsport.com 日本版
全国各地で減便&廃業! もはや「路線バス」という発想自体が古いのだろうか
全国各地で減便&廃業! もはや「路線バス」という発想自体が古いのだろうか
Merkmal
元F2ドライバーのビスカール、ポルシェ963でIMSAデビューへ。プロトンからラグナ・セカ戦に参戦
元F2ドライバーのビスカール、ポルシェ963でIMSAデビューへ。プロトンからラグナ・セカ戦に参戦
AUTOSPORT web
高級車ディーラーを訪ねる際の“ドレスコード”、どんな服装までOKなのか?!
高級車ディーラーを訪ねる際の“ドレスコード”、どんな服装までOKなのか?!
月刊自家用車WEB
大型トラックの「タイヤ」が浮いてる!? 故障なの? 奇妙すぎる「浮くタイヤ」には切実な理由があった!
大型トラックの「タイヤ」が浮いてる!? 故障なの? 奇妙すぎる「浮くタイヤ」には切実な理由があった!
くるまのニュース
なんでバッテリーは「上がる」のか? もしかすると「暗電流」が原因かも!?
なんでバッテリーは「上がる」のか? もしかすると「暗電流」が原因かも!?
バイクのニュース
レッドブルに近付けるか!? フェラーリが大規模アップデートマシンをフィオラノでテスト。ボディワークに様々な変化
レッドブルに近付けるか!? フェラーリが大規模アップデートマシンをフィオラノでテスト。ボディワークに様々な変化
motorsport.com 日本版
【日本企業初!営業利益が5兆円超え】 トヨタが別格ともいえる決算説明会を開催 投資を強化も
【日本企業初!営業利益が5兆円超え】 トヨタが別格ともいえる決算説明会を開催 投資を強化も
AUTOCAR JAPAN
CRI・ミドルウェアのCRIWARE搭載車両が全世界で600万台を突破
CRI・ミドルウェアのCRIWARE搭載車両が全世界で600万台を突破
レスポンス
オフロード感マシマシ[新型フリードクロスター]がヤバい!! 絶対付けたい純正オプション一挙に
オフロード感マシマシ[新型フリードクロスター]がヤバい!! 絶対付けたい純正オプション一挙に
ベストカーWeb
えっ、もう増税!? スズキ「スイスポ」に日産「ジューク」など、まだまだ現役だと思っていた2024年に増税対象となるクルマとは
えっ、もう増税!? スズキ「スイスポ」に日産「ジューク」など、まだまだ現役だと思っていた2024年に増税対象となるクルマとは
Auto Messe Web
歩行者からしたら「マジ勘弁」! そこかしこで見かけるクルマの身勝手行為5つ
歩行者からしたら「マジ勘弁」! そこかしこで見かけるクルマの身勝手行為5つ
WEB CARTOP
トナーレの美しいボディラインに惚れ惚れすること間違いなしです! アルファロメオ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
トナーレの美しいボディラインに惚れ惚れすること間違いなしです! アルファロメオ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
テスラ・モデル3 & モデルY用が販売開始、HKSのサスペンション「ハイパーマックス S」
テスラ・モデル3 & モデルY用が販売開始、HKSのサスペンション「ハイパーマックス S」
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

963.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

145.01250.0万円

中古車を検索
SQ5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

963.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

145.01250.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村