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BMW 次期型M4とM3、500馬力以上に M4グランクーペ登場へ 4WD化も

掲載 更新
BMW 次期型M4とM3、500馬力以上に M4グランクーペ登場へ 4WD化も

もくじ

ー M4グランクーペ登場へ
ー M4コンペティション パワーは13%増
ー M4&M3に、四輪駆動モデルも

新型BMW 3シリーズ M340i xドライブ プロトタイプをサーキット初試乗  本物のドライバーズカー

M4グランクーペ登場へ

2020年に発表されるBMW M3とM4の次期型は、直列6気筒エンジンに大幅な改良が施され、最強モデルでは最高出力は500psを超えるようだ。

このエンジンを搭載するフラッグシップ・モデルは、新型M4グランクーペ(トップ画像はAUTOCARの予想イラスト)になる。フルスペックのMモデルでは初の4ドアクーペだ。これが従来の2ドアクーペ、カブリオレ、M3(セダン)という顔ぶれに加わることになる。

S58という社内コードネームで呼ばれる3.0ℓエンジンは、既存の440iなど他のBMW車で使われている標準のB58型ユニットをベースに開発されたものだ。

しかし、M部門が公式にAUTOCARに明かしたように「完全に新開発したドライブトレインの狙いは、ベース・エンジンに大幅な改良を施し、7000rpm以上まで回るようにすること。そして(現行モデルのS55エンジンより)ずっと高い出力を発揮させること」だという。

次期型M4クーペと初のM4グランクーペの特徴となるこの直列6気筒ツインターボ・エンジンは、新型M4カブリオレと新型M3にも搭載される。さらにパワーを抑えたバージョンが、M2や新型X3M、X4Mに使われるという計画もある。

M4コンペティション パワーは13%増

この新しいS58エンジンが発生するパワーは、「コンペティション」仕様ではウォーターインジェクションを採用したM4 GTSの旧型S55エンジンが発生する500psを上回ることになる。

S55エンジンは、現行型M4クーペの標準モデルで431ps、コンペティション仕様では450psを発生。

BMWのM部門のエンジニアたちは、標準のM4が11%、M4コンペティションは13%のパワーアップを実現すると主張している。つまり、それぞれ478ps、508psになるということだ。

これらの数字は、新型がアウディRS5(450ps)や、メルセデス・ベンツC63クーペ(510ps)と直接競合することを意味する。

最大トルクも5.1kg-mほど増加し、新しいS58エンジンは61.2kg-mを2600rpmから5600rpmの間で発生する。

パフォーマンスが引き上げられるにもかかわらず、S58エンジンは新しい排ガス規制にも適合。オットー微粒子捕集フィルターの採用などにより、標準仕様のM4ではCO2排出量が200g/km以下になる見込みだ。

M4&M3に、四輪駆動モデルも

S55エンジンに施された重要な改良の1つは、ストロークを89.6mmから90mmに伸ばしたことだ。ボアは84mmと変わりはない。しかし、BMW Mによれば、この排気量拡大がトルク増大の可能性を引き上げたという。

他には、従来のシングル・ツインスクロール・ターボに替わって、B58エンジンでは2基のモノスクロール・ターボを採用したことが挙げられる。BMW Mの可変バルブタイミング「バルブトロニック」や、可変カムシャフト「ダブルVANOS」の最新バージョンも採用されている。圧縮比はS55の10.2:1から9.3:1に落とされた。

この新型エンジンにウォーターインジェクションは搭載されていないが、将来的にはさらに開発の進んだバージョンが登場すると公式に発表されている。おそらくそれは、現在の460psを発揮するM4 CSの後継モデルに搭載されるだろう。

新型M4に関するそれ以外の機械的な変更については、未だ明らかにされていない。しかしながら、内部関係者からの情報では、少なくとも一部のモデルについては、伝統的な後輪駆動やツインクラッチ式トランスミッションをやめ、最新型M5と同様に8速トルクコンバーター式トランスミッションとxドライブ四輪駆動システム(Mダイナミック・モードでは後輪のみに駆動力を送ることも可能)が採用されるとのこと。

さらに同じ情報源によれば、より安価でパワーを抑えたエントリーモデルが設定される可能性もあるという。これはマニュアル・ギアボックスと後輪駆動の組み合わせになるようだ。

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