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2019年に、是非見ておきたい 自動車イベント10選(海外編)

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2019年に、是非見ておきたい 自動車イベント10選(海外編)

レトロモービル

photo: Kunio Okada(岡田邦雄)2019年2月6~10日 パリ国際見本市会場

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世界最大のインドア・クラシックカー・イベントがパリで2月に開かれるレトロモービルだ。欧州の趣味人に新年を告げるイベントして親しまれ、今では日本からも多数のファンが向かうほど。クルマのイベントはアクセスの悪いところで行われることが多いが、レトロモービルはパリ市内の地下鉄12号線ポルト・ド・ヴェルサイユ駅に隣接するパリ国際見本市会場で開催されるので、パリ観光がてら気軽に行けることも見逃せない。

会場にはメーカーによるクラシック・モデルの展示から100を超えるオーナーズクラブ、希少車が並ぶ数多くのコレクターズカー・ショップの出店に加え、古今東西のパーツやモデルカー、書籍、カタログなどクルマに関するあらゆるものが販売されている。そのため1日ではすべてを見ることができないので、余裕ある日程で行きたい。

2019年のメイン・フューチャーはフランスを象徴するメーカーであるシトロエンの100周年を祝い、貴重なモデルが一堂に展示される予定。このほかフランスを代表する大型車メーカーであるベルリエが1957年のパリ・モーターショーで発表した超巨大トラックのT100を展示。当時のパリ・モーターショーはレトロモービルが開かれているパリ国際見本市会場で行われていたので、63年ぶりに帰ってくることになるので必見だ。

開場時間:2月6・8日=10:00~19:00、2月7・9・10日=10:00~19:00
入場料:1日券 22.00ユーロ、5日通し券 120.00ユーロ

TOUR AUTO OPTIC 2000

photo: PETER AUTO/Mathieu-Bonnevie-1920.2019年4月29日~5月4日 パリ・ニース

伝説の公道を使ったロードレースであるツールド・フランス・オートを現代に蘇らせたヒストリックカー・ラリーがツアー・オート・オプティック2000である。ミッレ・ミリアに比べ参加車両が1960~1970年代と新しいのが特徴だけに、より親しみがわこう。
速い者勝ちのコンペティション・クラスと、規定タイムにいかに近づけて走るかを競うレギュラリティ・クラスのふたつに分けられて行われる。

2019年のルートはパリからディジョン、リヨン、シャレード・サーキットまで南下したのち北上し、トゥール、ルマン・ブガッティ・サーキットを経て大西洋に面したノルマンディー海岸にあるドーヴィルをフィニッシュとし、全行程2256kmにも及ぶハードなもの。今回もパリのグランパレで4月29日に受付、車検が行われ30日にスタートする。グランパレ(入場料10ユーロ)や途中のパルクフェルメやサーキットで見学が可能。

ルートは5つのレグに分けられ、ディジョン、マニクール、シャレード、ル・マンのサーキットにSSが設けられ、このほか各日に1~3本のSSが用意され、1日の走行距離は500kmを超える日もある。全ルートを追うのは無理としても、パリのスタートやサーキット・セッションは、ヒストリックカー・ファンなら一度見ておきたい。

会場:パリ・グランパレ(3, avenue du G・・n・・ral Eisenhower 75008 Paris/France)
入場料:10ユーロ

ミッレ・ミリア

photo: Kunio Okada(岡田邦雄)2019年5月15~18日 ブレッシア-ローマ-ブレッシア

ヒストリックカー・ラリーとして復活した伝説のロードレースがミッレ・ミリアだ。その名のとおり1000マイル=1600kmを走り抜くレギュラリティ・ラリーで、当時参加したモデルのみが参加できる。2016年から1日延長され4日間のスケジュールとなった。

2019年はブレッシアをスタート後マントヴァ、フェラーラを経てアドリア海に面するチェルヴィア・ミラノ・マリッティーマがゴールとなる。2日目はセニガッリア、ファブリアーノ、アッシシを経てローマがゴール。3日目はヴィテルボ、シエナからヴィンチ村を経てモンテカティーニ、ピストイアからフータ峠を越えてボローニャがゴール。4日目はモデナ、パルマに立ち寄った後モンテキアーリ、ベルガモを経てブレシッアに戻るもの。

全行程を追うと大変なので、ミッレ・ミリアの雰囲気を手軽楽しみたいのであれば、ブレシアのスタート/フィニッシュの見学がおすすめだ。

ヴェルナスカ・シルバーフラッグ・ヒルクライム

2019年6月28~30日 ヴェルナスカ/ピアチェンツァ/イタリア

ヒストリックカー・ヒルクライムの先駆けといえるヴェルナスカ・シルバーフラッグ・ヒルクライムが2019年も開催される。1972年までのマシンを主に、主催者が認めた車両が参加できる。

写真でしか見たことのないコンペティションGT、ツーリングカーからWRCマシン、インディカーやF1マシンまでのヴァラエティに富んだマシンが、全開で目の前の峠道を駆け抜けるのだから鳥肌ものだ。

それだけに今や世界を代表するヒストリックカー・ヒルクライムとして支持され、ヒストリックカー・ファンにとって見逃せないイベントだ。

シャンティ・アート&エレガンス・リシャール・ミル

2019年6月30日 シャンティ/フランス

2014年に始まりまだ5回目と新しいイベントだが、優れた内容で高い評価を得て確固たる地位を獲得しているのがシャンティ・アート & エレガンス・リシャール・ミルだ。パリ近郊にあるシャンティイ城を舞台に行われ、恒例となったコンセプトカーによるコンクールに加え、コレクターズカーの美を競うコンクール Etatが開催される。

2019年は、アストン マーティンのレーシングカーとベントレー各モデルやイソ・リヴォルタ、ボアザン、ファセル・ヴェガ、マルチェロ・ガンディーニ作品などをフューチャー。

このほか会場ではファッション・ショーや、スカーフなどのワークショップ、コンサート、フレンチ・アートの展示のほか、乗馬や城内見学も行われ家族連れでも楽しめるプログラムが用意されている。詳しくはホームページでご確認を。

入場料:前売り40ユーロ、当日券50ユーロ、12歳以下無料

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード

2019年7月4~7日 グッドウッド/チチェスター/イギリス

1993年から始まり今や世界を代表するクルマのイベントとなったグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードが今年も開催される。マーチ卿の私有地内の道路を利用したデモランから始まったが、今では各メーカーがこぞって参加し、F1マシンやWEC マシンからロードカーまでがヒルクライム・コースで走行を披露する場としても使われている。ヒルクライムのほかラリーカー用のグラベルコースも新設され、あらゆるジャンルのクルマの走りを楽しめるイベントに成長した。

もちろん新型車だけではなく、コレクターが所有するさまざまなクラシック・モデルも姿を見せ、さながらローリング・ミュージアムといえる様相となることで知られている。

毎年メーカーとコラボしてメイン・フューチャーが定められており、昨年はポルシェの70周年にリンク。2019年はまだ発表されていないが、どのメーカーになるか楽しみだ。

イギリスならではのクルマ文化をベースにするグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、クルマ好きならば1度は見ておきたいイベントだ。

入場料:4日券 169.00英ポンド、土曜・日曜1日券 各70.00英ポンド、金曜1日券 58.00英ポンド、木曜1日券 39.00英ポンド

ロレックス・モンテレー・モータースポーツ・リユニオン

photo: Yasuhiko Sato(佐藤靖彦)2019年8月15~18日 ラクナセカ/モントレー/アメリカ

ヒストリックカー・レースのパイオニアであるモントレー・ヒストリック・オートモービル・レースは、現在ロレックス・モンテレー・モータースポーツ・リユニオンと名を変えて続けられている。会場であるラグナセカ・レースウェイのネーミングライツもマツダからウエザーテックに変わったが、昨年は550台もの参加を数え、アメリカ、いや世界を代表するヒストリックカー・レースであることに変わりは無い。

2019年のメイン・フューチャーは、いつものメーカーではなく、50周年を迎えるIMSA(International Motor Sports Association)の活躍を称え、様々な時代の各クラスのIMSAマシンが一堂に集う予定だ。このほかカテゴリと時代ごと14のグループに分けられて、クリーンなバトルが繰り広げられる。パドックではマシンを近くで見ることもできるので、本場のヒストリック・レーサーを堪能できよう。また4日間行われているので、近くで行われているモントレーの他のイベントと掛け持ちで随時楽しめられる。

入場料:日曜日1日券70.00ドル、4日通し券140.00ドル、
4日間プレミア・ピットロウ・スイート600.00ドル
4日間フラッグルーム・チケット450.00ドル

ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング

photo: Yasuhiko Sato(佐藤靖彦)2019年8月16日 クエイルロッジ・ゴルフクラブ/カーメル/アメリカ

17回目を迎えるザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングは、年を追うごとに人気を高めている。そのため世界中のメーカーが注目する存在となり、会場で新型車の発表が行われるほどのステータス性を得ている。もちろん愛好家が所有するモータースポーツの歴史を刻んできたマシンが一堂に会することでも知られている。

チケットは2月からオンラインで発売される予定だが、発売枚数が制限されていることから毎年「プラチナ・チケット」になっているので、早目に問い合わせることをお勧めする。なお入場券には駐車券からグルメランチ、ワイン、カクテルのホスピタリティから、アートポスターなどのお土産まで含まれている。

入場料:未定、2月にホームページで発表/発売

コンコルソ・イタリアーノ

photo: Yasuhiko Sato(佐藤靖彦)2019年8月17日 ブラックホース・ゴルフクラブ/モントレー/アメリカ

モントレー・ウイークでイタリア車だけのイベントとして親しまれているのがコンコルソ・イタリアーノだ。その名の通り新旧のフィアットからフェラーリまですべてのイタリア車をカバーするイベントで、明るい西海岸の日差しもありイタリアを思わせる光景が広がる。

基本的に車両の展示が主で、イタリアン・スタイルのファッションや食事、音楽を楽しみ、数多く並ぶスペシャルショップを除くだけでも楽しい。昨年は約1000台もの参加を数え、イタリア車ファンにとっては参加車両を見るだけでも楽しめる。

このほか恒例のコンクール・デレガンスに加え、2019年のスペシャル・フューチャーは50周年を迎えたディーノ246GTが予定されている。イタリア車ファンなら一度は見たいイベントだ。

入場料:120.00ドル、CI CLUB(VIPパス) 490.00ドル

ペブルビーチ・コンクール・デレガンス

photo: Yasuhiko Sato(佐藤靖彦)2019年8月18日 ペブルビーチ/カーメル/アメリカ

世界にあまたあるコンクール・デレガンスの中で、頂点に位置するのがペブルビーチ・コンクール・デレガンスだ。カーメル湾を望むペブルビーチ・ゴルフリンクの18番ホールのグリーン上に並ぶ珠玉の名車達は見逃せない。

2019年の特別クラスとしては100周年を迎えるベントレーとザガートのほか、ブガッティ・タイプ59、そして西海岸らしくヒストリック・ホットロッドのカバーカーが予定されている。またクラブハウスの前では恒例となった各メーカーのコンセプトカーやニューモデルが展示される。

通常の入場券のほかに、会場に近いVIPパーキングに駐車でき、会場へ早朝からのアクセス、クラブハウスで朝食と昼食が用意され、さらにはプログラムとお土産が付くクラブ・デレガンス(VIPパス)チケットも用意されている。なお通常チケットでは10:30にならないと入場できず、駐車場も遠方になりシャトルバスで会場入りすることになる。

入場料:450.00ドル、前売り375.00ドル、クラブ・デレガンス(VIP)825.00ドル

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