現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「ジャミロクワイ」ジェイ・ケイの愛車7台、オークションに あのクルマも

ここから本文です

「ジャミロクワイ」ジェイ・ケイの愛車7台、オークションに あのクルマも

掲載 更新
「ジャミロクワイ」ジェイ・ケイの愛車7台、オークションに あのクルマも

もくじ

ー ジェイ・ケイのコレクションが出品
ー BMW E30型M3ジョニー・チェコット・リミテッド(1989年)
ー BMW 850CSi(1996年)
ー メルセデス・ベンツ300SL(1989年)
ー ボルボ850Rスポーツワゴン(1996年)
ー フォード・マスタング「ブリット」(1967年)
ー ポルシェ911タルガ4S(2015年)
ー マクラーレン675LT(2016年)

『ジェイ・ケイ出品車両7台』すべての画像をみる

ジェイ・ケイのコレクションが出品

ジャミロクワイを率いるジェイ・ケイは、素晴らしいコレクションを持つ車好きとして知られている。彼のコレクションのうちの7台が来月のランカスター・インシュアランス・クラシック・モーターショーでのオークションに出品される。

11月10日および11日に行われるシルバーストン・オークションには特別なクルマたちが揃うのだ。

しかし、すべてが超弩級の価格というわけではない。予想価格が2万ポンド(298万円)を下回るクルマもあり、誰でも参加のチャンスはある。

彼の持つ非常に精巧なブリット・マスタングのレプリカをはじめとして、多くのエキサイティングなクルマが登場する。紹介しよう。

BMW E30型M3ジョニー・チェコット・リミテッド(1989年)

最初に登場するのはこの貴重なE30型BMWだ。どれくらいレアかって? わずか505台のみが生産されたモデルだ。

名称からお察しの通り、この505台はジョニー・チェコットが1988年の欧州ツーリングカー選手権で優勝したことを記念するものだ。ジェイ・ケイはこのクルマを約10年前に購入し、温度管理された環境で保管していたという。

搭載される2.3ℓ4気筒エンジンは218psを発揮する。1989年の生産以来、このクルマはわずか2万9000kmしか走行していない上、非常に丁寧なメンテナンスのおかげで素晴らしいコンディションを維持している。

青と赤のストライプが入った特徴的なインテリアは、この限定車専用のものだ。さらに、ノガロ・シルバーの外装と黒のホイールが通常のM3との違いを主張している。

このクルマの予想落札価格は7万から8万ポンド(1042万円から1190万円)だ。

BMW 850CSi(1996年)

ジェイ・ケイが今回出品するBMWはそれだけではない。この低走行の850CSiを見て欲しい。彼は新車からわずか2オーナー目だ。

コスモス・ブラックの外装と黒のレザー内装で仕上げられたこの850CSiは、わずか2万600kmしか走行していない。アルピナのホイールのみが純正からの変更点だ。

最大の注目点はS70型5576ccのV12エンジンだ。385ps/5300rpm、55.6kg-m/4000rpmを発揮し、ゲトラグ製の6速MTが組み合わされる。光の速さとまではいわないが、快適で速いモダンクラシックといえるだろう。

このほかの特徴は、ヒーター付きフロントシートや、着色ガラス、そして追跡システムなどだ。

このクルマは138台が英国に輸入されているが、もちろんそのすべてが良いコンディションを保っているわけではない。丁重に扱われてきたことも重なり、その予想落札額は8万から10万ポンド(1190万円から1489万円)だ。

メルセデス・ベンツ300SL(1989年)

ジェイ・ケイがBMW好きであることは周知の通りだが、実はメルセデスにも興味を持っていることがわかるのがこのR107型SLだ。他のクルマたちよりは多い8万7000kmを走行してはいるが、クラシック・メルセデスにとっては大した距離ではない。

彼は8年以上にわたってこのクルマを所有していたことからも、それほど積極的に売りたいとは考えていないようだ。シスル・グリーン・メタリックは長い時を経ても美しさを保っている。おそらく彼はのちにこのクルマを売ったことが衝動的であったと感じるだろう。

内装も非常に状態が良好だ。ルーフを開けて大陸を横断するような走り方が似合う。3ℓの6気筒エンジンはV8のような走りは期待できないが、スムーズなパワーの出方には定評がある。もし天気が良くないときには、このボディ同色の純正ハードトップを使うと良い。

ご想像のとおり、メンテナンス履歴は問題ない。20年以上にわたってディーラーで整備を受けており、その後もスペシャリストによる手が加わっている。

このクルマの予想落札額は3万から3万5000ポンド(447万円から521万円)だ。入札したくなっただろうか。

ボルボ850Rスポーツワゴン(1996年)

冒頭で述べた2万ポンド(298万円)以下のクルマとはこれだ。もちろん、これも貴重なクルマである。キッチンシンクのような大きな荷物も積めて速いクルマをお探しならピッタリだろう。

昨年日本から英国に輸入されたこのクルマは、2.3ℓ5気筒ターボエンジンを搭載し、254psを発揮する。0-100km/h加速は6.5秒、最高速度は254km/hに達する。さらに、5速MTとLSDが装備されるのだ。

このホモロゲーション用モデルはダーク・オリーブ・パールに塗装され、17インチのホイールが装着される。チャコールレザーとアマレッタのインテリアが特徴だ。

予想落札価格は1万5000から1万8000ポンド(223万円から268万円)とされている。

フォード・マスタング「ブリット」(1967年)

今回の出品車リストの中でも特に目を引く一台だろう。これはスティーブ・マックイーンの「ブリット」劇中車のレプリカだ。ただし、詳しいひとはこれが劇中車と同じ1968年型ではなく1967年型であると気付いただろう。

ハイランド・グリーン・メタリックの塗装、トルク・スラストのホイール、そしてブラックアウトされたグリルはまさにブリットのそれだ。エレガントなファストバックの美しも全く失われていない。

2018年はブリットの50周年でもあることから、予想落札額は5万8000から6万8000ポンド(863万円から1012万円)とされている。

搭載される4速MTは最近オーバーホールされ、インテリアも美しく、いつでも使用可能なコンディションだ。クラシックでもっとも気を使うエンジンは2度リビルドされている。その6.4ℓ「ビッグブロック」ユニットは大掛かりなアップグレードが施されているとのことだ。

さらにホワイトレター入りのBFグッドリッチ製タイヤがブリットらしさを高めている。さらに高出力ゆえ、ウィルウッド製のリアディスクブレーキが装着されていることも安心材料だろう。

2017年7月に7000ポンド(1042万円)以上をかけての回収が行われており、そのままの状態で公道走行が可能だ。

ポルシェ911タルガ4S(2015年)

クラシックではないクルマも2台出品されている。

このナイト・ブルー・メタリックの911タルガは生産からわずか3年、走行1万8700kmだ。

装備も充実している上、他の彼のコレクション同様大切に扱われている。

予想落札額は7万5000から8万5000ポンド(1116万円から1265万円)だ。

マクラーレン675LT(2016年)

もう一台は左ハンドルのマクラーレン675LTだ。将来的に価値が上がる可能性を秘めている。

シケイン・グレーと呼ばれる外装に、オレンジとグレーのシートが組み合わされている。オドメーターの数値はわずかに3200km程度だ。

車名が示すとおり、675psを発揮する3.8ℓV8を搭載し、0-97km/h加速は2.9秒だ。

予想落札額は23万から28万ポンド(3424万円から4168万円)とされている。

興味を持った方はぜひ11月10日と11日に開催されるシルバーストン・オークションに注目して欲しい。

こんな記事も読まれています

イタリアのSAはコーヒーが美味しい! ただしガソリンは日本以上に高いのでセルフサービスを活用しましょう【みどり独乙通信】
イタリアのSAはコーヒーが美味しい! ただしガソリンは日本以上に高いのでセルフサービスを活用しましょう【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
新型トラックや多彩な架装など約150台が集結!ジャパントラックショー2024
新型トラックや多彩な架装など約150台が集結!ジャパントラックショー2024
グーネット
MotoGP:2027年に1000ccから850ccへマシン規則変更。空力パーツは50mm削減、車高調整デバイスは禁止
MotoGP:2027年に1000ccから850ccへマシン規則変更。空力パーツは50mm削減、車高調整デバイスは禁止
AUTOSPORT web
世界に1台!フェラーリ「812GTS」ベースのフルカーボン仕様車を披露 ノビテック
世界に1台!フェラーリ「812GTS」ベースのフルカーボン仕様車を披露 ノビテック
グーネット
時速6キロのお台場めぐり!トヨタの3輪BEV使った観光サービス「おさんぽ」スタート
時速6キロのお台場めぐり!トヨタの3輪BEV使った観光サービス「おさんぽ」スタート
グーネット
アウディの美点を「ギュッと凝縮」 更新版S3へ試乗 333馬力にトルクスプリッター 少し真面目すぎ?
アウディの美点を「ギュッと凝縮」 更新版S3へ試乗 333馬力にトルクスプリッター 少し真面目すぎ?
AUTOCAR JAPAN
日産「マーチ」ベースの「フェアレディ」!? 大人が驚く学生ならではの感性で仕上げたカスタムポイントとは
日産「マーチ」ベースの「フェアレディ」!? 大人が驚く学生ならではの感性で仕上げたカスタムポイントとは
Auto Messe Web
ルノーの名物イベント、今年は10月27日に決定! 「ルノー カングー ジャンボリー2024」開催概要を発表
ルノーの名物イベント、今年は10月27日に決定! 「ルノー カングー ジャンボリー2024」開催概要を発表
月刊自家用車WEB
宮田莉朋、無念のトラブルで勝利逃すも「全然ネガティブには思っていません」。原因はギヤボックス/ELMS第2戦
宮田莉朋、無念のトラブルで勝利逃すも「全然ネガティブには思っていません」。原因はギヤボックス/ELMS第2戦
AUTOSPORT web
ルクレール3位「マクラーレンの強さは予想以上。僕たちにはアップグレードが必要」フェラーリ/F1第6戦
ルクレール3位「マクラーレンの強さは予想以上。僕たちにはアップグレードが必要」フェラーリ/F1第6戦
AUTOSPORT web
800馬力のランボルギーニ「ウルスSE」は10種のドライビングモードで楽しめる! EVだけでも60km以上走れるクラス最速SUVです
800馬力のランボルギーニ「ウルスSE」は10種のドライビングモードで楽しめる! EVだけでも60km以上走れるクラス最速SUVです
Auto Messe Web
レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメージとハードタイヤでの苦戦。勝つことの難しさを痛感したフェルスタッペン
レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメージとハードタイヤでの苦戦。勝つことの難しさを痛感したフェルスタッペン
AUTOSPORT web
高速道路を走りながら「EV充電」現実に! 本線で「走行中給電」実証やります NEXCO東日本
高速道路を走りながら「EV充電」現実に! 本線で「走行中給電」実証やります NEXCO東日本
乗りものニュース
合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
WEB CARTOP
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
Merkmal
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
GQ JAPAN
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
WEB CARTOP
[VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
[VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

390.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

54.854.8万円

中古車を検索
S70の車買取相場を調べる

ボルボ S70の中古車

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

390.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

54.854.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村