現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > アウディ、100km/hまで2秒のコンセプト「PB18 eトロン」公開 画像36枚

ここから本文です

アウディ、100km/hまで2秒のコンセプト「PB18 eトロン」公開 画像36枚

掲載 更新
アウディ、100km/hまで2秒のコンセプト「PB18 eトロン」公開 画像36枚

もくじ

ー 運転席、走行環境に合わせスライド
ー ボディサイズ、どれくらい?
ー 0-100km/hを2秒未満 満充電15分

全固体電池、一体なに? 説明できる? 仕組みや材料、実用化は

運転席、走行環境に合わせスライド

アウディは、米国カリフォルニア州モントレーで開催されるペブルビーチ・オートモーティブ・ウィーク(ペブルビーチ・コンクール・デレガンス)において、デザイン及びテクニカルコンセプトカーを初公開する。

名前は「アウディPB18 eトロン」だ。

このコンセプトカープロジェクトでは、アウディが現在取り組んでいる自動運転のレベル3/4/5と明確な差別化を図る目的で、「レベル0」というスローガンが掲げられた。

ドライバーがステアリングを操作し、アクセルペダルやブレーキペダルを踏み込む必要がある。したがって、自動運転を実現するための複雑なシステムを搭載する必要がなく、快適機能のために重量が増加することもない。

インテリアには運転席とコックピットが設置される。このコックピットは、横方向にスライドするインナーモノコックシェルに組み込まれている。

1名で運転する場合、このコックピットは、レーシングカーのように、サーキット走行に最適な中央位置にモノポストとして移動できる。

これは、制御装置との機械的な接続を必要としない、ステアリングとペダル類のバイワイヤ設計によって可能になったという。

ボディサイズ、どれくらい?

パッケージは、キャビンを可能な限り車両の前方に配置した、伝統的なミドシップスポーツカーの構造に従っている。

クルマの重心は、シートの後方、リアアクスルの前方にあるため、優れたドライビングダイナミクスを実現している。

このコンセプトカーには、従来の駆動システムを備えたクルマのように、エンジン及びトランスミッションユニットは搭載されていないが、その代わりにバッテリーパックが配置される。

アルミニウム、カーボン、複合材を組み合わせることで、ボディの基本重量を抑えている。特に、全固体電池のおかげで、総重量は1550kg未満になると予想される。

全長は4.53m、全幅は2m、全高は1.15m。ホイールベースは2.70m。カーゴスペースは470ℓ。

フロントボンネットを通る新しいエアフロー経路を採用。ボンネットは深く沈み込み、ノーズを横切って左右のフェンダーを接続するラテラルブリッジとしての役割を担うと同時に、エアディフレクターとしても機能するという。

ホイール径は22インチで、フロントには275/35タイヤを、リアには315/30タイヤを装着。電気ブレーキと連動して作動するカーボンブレーキディスクは19インチとなる。

0-100km/hを2秒未満 満充電15分

コンセプトカーは、3つの強力な電気モーターを搭載。ひとつはフロントに、ほかのふたつはリアに設置される。

後者はステアリングナックル中央に配置され、ハーフシャフトを介して、それぞれがひとつのホイールを直接駆動する。

フロントアクスルには最大150kW、リアアクスルには350kWの出力が供給される。「クワトロ」システムを搭載。最高出力は500kWだが、ブーストモードでは一時的に最大570kWのパワーを利用することが可能だ。

84.6kg-mの最大トルクとの組み合わせで、このコンセプトカーは、0-100km/hを2秒未満で加速。このタイムは、最新のLMP1レーシングカーに限りなく近い数値である。

水冷式の全固体電池は、95kWhのエネルギー容量を備えており、1回の充電で、WLTPサイクルにおいて500km以上を走行することができるとアウディはいう。また、800Vの急速充電に対応できるように設計されている。それにより、約15分でバッテリーを完全に充電することができる。

また、アウディワイヤレスチャージング(AWC)による非接触充電にも対応。これは、クルマを駐車するフロアに内蔵コイルを有する充電パッドを配置して、それを電源に接続することによって行われる。

独立懸架式のフロント及びリアサスペンションは、ロワ及びアッパートランスバースコントロールアーム上に設置され、レーシングカーによく見られるように、フロントアクスルにはプッシュロッドシステムを、リアアクスルにはプルロッドシステムを採用。ショックアブソーバーは、前後共にマグネティックライド式のアダプティブダンパーを装着する。

こんな記事も読まれています

アウディ「A1スポーツバック」シックで都会的なルックスの限定モデル登場!
アウディ「A1スポーツバック」シックで都会的なルックスの限定モデル登場!
グーネット
電気自動車を買って試す本音レポート リアルEVライフ[電費を計測する]の巻
電気自動車を買って試す本音レポート リアルEVライフ[電費を計測する]の巻
グーネット
レクサス「LM」6座仕様車を追加 3列目もラグジュアリーな空間に
レクサス「LM」6座仕様車を追加 3列目もラグジュアリーな空間に
グーネット
2車線の片側が突如右折レーンに! 富士見川越バイパスの終点はなんであんなに残酷なのか?
2車線の片側が突如右折レーンに! 富士見川越バイパスの終点はなんであんなに残酷なのか?
ベストカーWeb
なんちゃってセレブが「核融合科学研究所」へ大人の社会科見学!「核融合」は原子力発電の「核分裂」とは違うのよ~
なんちゃってセレブが「核融合科学研究所」へ大人の社会科見学!「核融合」は原子力発電の「核分裂」とは違うのよ~
Auto Messe Web
【24’ 5/7最新】レギュラーガソリン全国平均価格は174.7円 2週ぶり値下がり止まる
【24’ 5/7最新】レギュラーガソリン全国平均価格は174.7円 2週ぶり値下がり止まる
グーネット
鈴鹿で19台が参加しGT300専有テストがスタート。初日はmuta Racing GR86 GTが最速
鈴鹿で19台が参加しGT300専有テストがスタート。初日はmuta Racing GR86 GTが最速
AUTOSPORT web
【GT300開幕戦レビュー&シーズン展望】一歩抜きん出た印象のブリヂストン。最適解は交換か、無交換か
【GT300開幕戦レビュー&シーズン展望】一歩抜きん出た印象のブリヂストン。最適解は交換か、無交換か
AUTOSPORT web
アイルトン・セナのMP4/4がマクラーレン720S GT3で蘇る。ラグナ・セカに没後30年追悼リバリー登場/IMSA
アイルトン・セナのMP4/4がマクラーレン720S GT3で蘇る。ラグナ・セカに没後30年追悼リバリー登場/IMSA
AUTOSPORT web
好感度クラスNo.1! アウディA3 スポーツバックへ試乗 小改良 見違えるほど変わった車内
好感度クラスNo.1! アウディA3 スポーツバックへ試乗 小改良 見違えるほど変わった車内
AUTOCAR JAPAN
負傷のハプスブルク、WECスパでの復帰叶わず。グーノンがふたたびアルピーヌA424をドライブへ
負傷のハプスブルク、WECスパでの復帰叶わず。グーノンがふたたびアルピーヌA424をドライブへ
AUTOSPORT web
4児の父「杉浦太陽」、新車で買った「高級ミニバン」初公開! 「すごく乗りやすくて…」全貌を明かし「カッコイイ!」「好感持てる」の声集まる
4児の父「杉浦太陽」、新車で買った「高級ミニバン」初公開! 「すごく乗りやすくて…」全貌を明かし「カッコイイ!」「好感持てる」の声集まる
くるまのニュース
世界戦デビューの地でエルラシェールが復活。リンク&コーが週末完全制覇を達成/TCRワールドツアー第2戦
世界戦デビューの地でエルラシェールが復活。リンク&コーが週末完全制覇を達成/TCRワールドツアー第2戦
AUTOSPORT web
レッドブルF1代表、フェルスタッペンの契約にニューウェイに関する条項はないと明言
レッドブルF1代表、フェルスタッペンの契約にニューウェイに関する条項はないと明言
AUTOSPORT web
リスクはある? サイバーセキュリティ規制、非対応車は「脆弱」なのか 一部地域で販売継続
リスクはある? サイバーセキュリティ規制、非対応車は「脆弱」なのか 一部地域で販売継続
AUTOCAR JAPAN
ロールス・ロイスが考古学調査!? 本社の増築予定地からローマ時代の遺物が出土…地元の小学生が「ジュニア考古学者」になりました
ロールス・ロイスが考古学調査!? 本社の増築予定地からローマ時代の遺物が出土…地元の小学生が「ジュニア考古学者」になりました
Auto Messe Web
アントネッリのF1デビューを早める動き。イモラでサージェントと交代との説は、メルセデスとウイリアムズが否定
アントネッリのF1デビューを早める動き。イモラでサージェントと交代との説は、メルセデスとウイリアムズが否定
AUTOSPORT web
BMW M4 に最強の「CS」、550馬力ツインターボ搭載
BMW M4 に最強の「CS」、550馬力ツインターボ搭載
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2480.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

980.01588.0万円

中古車を検索
カリフォルニアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2480.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

980.01588.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村