パナメーラ4 E-ハイブリッドとパワートレイン共有
ベントレー・フライング・スパーには2019年、V6搭載のプラグインハイブリッドが追加される。
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ライバルのロールス・ロイス・ゴーストのPHEV仕様は、度々テストが目撃されている。今回はふたつのフューエルキャップを持つフライング・スパーが目撃された。
ただのモデルでないことは明らかで、ひとつはリチウムイオン電池を充電するポートだろう。
以前AUTOCARでも報じたが、ベントレーはベイテンガ・ハイブリッドではなく、ポルシェ・パナメーラ4 E-ハイブリッドとパワートレインを共有するフライング・スパーを開発している。新しいWLTPに対応したチューニングを施すため、ベイテンガ・ハイブリッドは来年初頭まで登場しない見込みなのだ。
5月に読者のクリス・トムソンがロンドンで撮影したフライング・スパーの開発車両は、保険会社のデータベースから、2.9ℓV6エンジンを搭載していることが判明。ポルシェ・カイエンE-ハイブリッドなど、フォルクスワーゲン・グループで用いられている3.0ℓユニットとは異なる。
つまり排気量の少ない方のエンジンを選んだのだ。
排気量の少ないユニット メリットも
なぜキャパシティの低いエンジンを使用するのかという質問に対して、ベントレーは回答を避けている。しかし、AUTOCARではより高いシステム総合出力を実現できるからだと見ている。
というのも、2.9ℓユニットはより大きなクランクシャフトを採用しているからだ(エンジンのストロークを短くする)。そのため、フライング・スパーPHEVは少なくとも、パナメーラ4 E-ハイブリッドと同じ462ps、72.1kg-mを発揮するはずだ。ポルシェは今後ハイパワー・バージョンの発売を予定しており、より高価なフライング・スパーはそれを超える出力を実現するものと思われる。
フライング・スパーPHEVは、EV走行で50km前後の航続距離を確保するだろう。これは、今後中国で厳しい排出量規制が適応された際に重要になる。
このプラグインハイブリッドは、来年発表される次世代型フライング・スパーのラインナップに含まれるようだ。アイデンティティを主張してライバルとの差別化を図るため、より分かりやすいデザインをまとって登場するだろう。
プラグインハイブリッドのほかにも、V8やW12ガソリン・エンジンが登場するが、ディーゼルの選択肢はない見込みだ。
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