もくじ
ー 幅広いパワートレインの選択肢
ー 2025年以降電動車のみが発売
ー SUV投入による収益改善を狙う
試乗、DS 7クロスバック ガソリン車にメリット 変わらぬキャラ、インパクトは不足
幅広いパワートレインの選択肢
10月のパリモーターショーでの発表を控え、DS3クロスバックの全体像が商標画像から明らかになった。
ボルボXC40やメルセデス・ベンツGLBに対抗するこのクルマは、DS7クロスバックなどの大型なモデルとのスタイリング上の共通点が見られる。DSの特徴でもある複雑な形状のライトはDS7から引き継がれている。
コンパクトSUVという世界でも有数の急成長セグメントに参入するにあたり、DSは多くの人を惹きつける魅力を身につける必要がある。DSのトップセラーであるDS3ハッチバックを上回るかもしれない。
DSがパリモーターショーに出展するクルマはすべて電動になるようだ。ただし、DS3クロスバックの発売時には、純粋な内燃機関のモデルも設定される。PSAグループの方針により、パワートレインには幅広い選択肢が用意されるようだ。
PSAのコンパクト・モジュラー・プラットフォーム(CMP)は電動パワートレイン向けにeCMPとして使用可能だ。3クロスバックには3気筒または4気筒ターボが選択可能で、排気量はそれぞれ1.2ℓと1.6ℓだ。
1.2ℓエンジンはエントリーレベルとして設定され、その価格は2万ポンド(297万円)前後となるだろう。これはQ2の2万1665ポンド(319万円)よりもやや安いが、3ハッチバックより5000ポンド(74万円)ほど高い。
2025年以降電動車のみが発売
ディーゼル車は最近販売の落ち込みを見せているが、依然として根強い需要がある。これに応えるべく、PSAグループが持つ1.5ℓブルーHDiとよばれるディーゼルエンジンが設定される見込みだ。
内燃機関を搭載するグレードが3クロスバックの販売のほとんどを占めるだろう。しかし、DSとして初めての電動モデルの発売は、DSの電動化推進への道筋をつけることになるだ。同ブランドは2025年以降電動車のみを発売するとしている。
DSは今年以降2025年まで毎年1台以上の新型車を発表するとしており、そのすべてに電動バージョンが設定される。CMPをベースとするモデルにはEVが設定されるが、7クロスバックのようなEMP2を使用するモデルはハイブリッドとなる。
AUTOCARでは、3クロスバックは間接的に3ハッチバックを置き換える形になると考えている。ただし、これはハッチバックのライフサイクルを終えてからの話だ。
SUV投入による収益改善を狙う
スポークスマンはAUTOCARに対し、将来的なラインナップ構成は「収益性がカギとなります」と語った。つまり、CMPやEMP2ではないモデルは消滅するということだろう。これはPSAグループ全体の方針に従うものだ。
DSはプジョー、シトロエン、ヴォグゾール、オペルなどが属するPSAグループにおいて、プレミアムブランドとしての立ち位置を持っている。
DSは7クロスバックに新しいルックスを与えた。3クロスバックのテストカーを見る限りでは、より小型のモデルにもそのスリムなライトや幅広なグリルなどの特徴が引き継がれるようだ。今回公開された商標画像からもそれが確認できる。この画像はカースクープスに最初に掲載されたものだ。
プジョーはSUVを投入することの効率性を示したばかりだ。SUVによる売り上げ増により、2017年のPSAの売り上げの3分の2を占めているのだ。DSはより高価格であることからプジョーを上回ることは難しいが、最近の販売不振の改善には期待が持たれている。
DS車の需要は昨年38.5%もの落ち込みを見せている。これは主に中国市場での販売不振が原因だ。
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