もくじ
ー フィエスタ、フュージョンなどを廃止
ー ハイブリッドに注力
次期フォード・フォーカスST 2.3ℓエコブースト採用 2019年登場か
フィエスタ、フュージョンなどを廃止
フォードはフィエスタ・ハッチバックやフュージョン(モンデオの米国版)を北米ラインナップから廃止することを決定した。
同社はより大型サルーンのトーラスも廃止する予定であり、2020年以降に販売を継続する乗用車はマスタングとフォーカスのみということになる。
その他の販売車種はSUVやピックアップなどがある。そして、「乗用車とユーティリティ・ビークルの良さを兼ね備えたクルマ」と説明する新型車を投入する可能性もある。
これらの変更はサルーンからSUVへの消費者の需要の変化にあわせたものだ。CEOのジム・ハケット氏は、「より長期的な利益率をあげるため、需要の変化に対応する必要があります」と語る。
「実績の悪い部分を改善することで収益をあげることができるなら、そうします。ですが、もしそれによる成果が十分に期待できないのであれば、そこへの投資を他に回す方が良い場合もあるでしょう」
それでは「他」とは何なのだろう?
ハイブリッドに注力
2018年第1四半期の発表では、F-150、マスタング、エクスプローラー、エスケープ、ブロンコなどの「高生産、高利益車」にハイブリッドのパワートレインを搭載する計画だ。そして2020年に同社初のバッテリー式電気自動車を市場に投入し、2022年までに15車種が続く。
同社は自動運転やモビリティ・プラットフォームの開発にも重点を置いており、今後の投資が拡大される。
フォードは今回の変更について追加の投資は必要としておらず、現在のプログラムからの115億ドル(1兆2561億円)で対応できるという。フォードは2019年から2022年までに290億ドル(3兆1676億円)の投資を予定している。これは効率性の向上により、今までの予測より50億ドル(5461億円)減少している。
同社は今期の売り上げが7%向上、利益は9%向上して17億ドル(1856億円)となった。欧州全体では18%の増益だ。
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