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これぞまさに日本のフラッグシップ! 新型レクサスLSの贅を尽くした仕立てにオドロキ

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これぞまさに日本のフラッグシップ! 新型レクサスLSの贅を尽くした仕立てにオドロキ

 高級感とスポーティさを兼ね備えた堂々とした風格

 レクサスのフラッグシップとなるLSは、日本を代表するドライバーズカー。低重心をイメージさせるスポーティなフォルムにフォーマルセダンとしての風格を兼ね備える。6ライトキャビンと新造形のスピンドルグリルが新型LSのアイコンだ。

「高級ミニバン」vs「高級セダン」 後席で移動するならどちらが快適か

 新型レクサスLSは、従来型に比べてやや大きくなった。レクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルは踏襲されているものの、前後ランプまわりが薄くなり、ボリューム感のあるフェンダーラインのため塊感が強調されたスタイリングに。LSとして初(トヨタ・セルシオ時代も含む)となるリヤクォーターウインドウを持つ6ライトキャビンと細身でなだらかなラインを描くCピラーにより、クーペのような流麗なフォルムを実現している。

 モデルタイプごとの特徴としては、スポーティグレードのFスポーツが専用のフロントバンパーおよびフロントグリルを装備するほか、ハイブリッド仕様とガソリンターボ仕様ではフロントサイドグリル、リヤバンパーが異なる。

 ボディサイズは、全長:5235mm×全幅:1900mm×全高:1450(1460)mm×ホイールベース:3125mm。従来型のLS・ロングボディ仕様と比較すると、全長が+25mm、全幅が+25mm、全高が−5mm(4WD車)~−15mm(FR車)となる。スタイリングとしてはCピラーを寝かせたクーペフォルムにより、従来型より低く長くなった。※( )内は4WDの数値

 フロントマスクは、今やレクサスだけでなくトヨタ車のアイデンティティといえるスピンドルグリルを採用。新しいデザインだが、威圧感や存在感よりも高級感、上質感を感じさせるものになった。Fスポーツでは専用デザインのグリルが装着されている。

 リヤまわりは、ターボ仕様とハイブリッド仕様でそれぞれ専用のバンパーが装着され、ターボ仕様ではマフラーフィニッシャー、ハイブリッドではダクトが配されている。

 ヘッドライトは全車に3連LEDタイプを装備。3つそれぞれにロービームとハイビームが内蔵される。ハイビーム機能は標準仕様ではオートハイビーム、そのほかのグレードではアダプティブハイビームとなる。ヘッドライトに組み込まれるウインカーは、全車でシーケンシャルウインカーとなっている。

 タイヤ&ホイールは、標準仕様とエグゼクティブ、バージョンL、Iパッケージでは19インチとなり、オプションとして20インチが設定される。また、Fスポーツでは20インチが標準装備となり、前後異サイズのタイヤが装着される。

 高機能かつ上質なドライビング空間を演出する

 フラッグシップカーに必要な快適性と居住性を実現すべく、乗り心地や静粛性を高め、「極上のくつろぎを感じる空間」を作り上げた。タイプ別に設定されたインテリア素材には「匠の技」が生かされている。

 レクサスのフラッグシップであるLSには、国産車随一のスポーツセダンとしてのドライビングプレジャーと、高い居住性/快適性が求められる。そこでインテリアは、運転席まわりをドライバー最優先の機能的レイアウトとし、助手席および後席については、快適性を重視したくつろぎの空間として作り込んでいる。

 ダッシュボードは水平基調で、中央部には大型のディスプレイを配置。ステアリングホイールが従来型より小径化されたこともあり、メーターパネルもその半円内に収まるサイズとし、従来メーター内で表示していた項目を大型ディスプレイに表示させている。そして、メーターとセンターディスプレイの高さを揃えることで、走行中の視線の上下移動量を減らし、双方の視認性を高めている。

 TFT液晶メーターは、2タイプが用意され、Fスポーツではタコメーターがスライドする専用タイプが設定されている。どちらもスポーツモードなどモードを切り替えると点灯部のデザインが変化するタイプだ。

 12.3インチとなる大型のセンターディスプレイには、カーナビ画面だけでなく、オーディオやエアコンの設定状況、車両情報、予防安全機能の作動状況などをマルチに表示する。2画面表示により、表示する情報を組み合わせることができるようになった(地図+情報画面など)。カーナビは、G-Link機能によるリアルタイムの最適ルート検索や音声対話サービスも利用可能。レクサスオーナーズデスク(コールセンター)への接続もディスプレイから行うことができる。

 さらに、メーターフードの操作しやすい場所にVDIMやドライブモードの切り替えスイッチを配置。これらはすべて、レクサスLSがドライバーズカーであることの証しといえるだろう。操作系では、ステアリングは全車で本革巻き、エグゼクティブとバージョンLでは内側が本木目仕様となる。またFスポーツは専用ステアリングが採用されている。

 トランスミッションはハイブリッド車がCVT、ガソリンターボ車が10速ATとなる。シフトレバーはどちらもエレクトロシフトマチックだ。

 レクサスLSのインテリアは、グレードやインテリアカラーに合わせて数多くの仕様が用意され、また組み合わせているのが特徴だ。コンソールパネルはアートウッド(2種)、レーザーカット(2種)、ウォールナット(2種)など計10種類あり、さらにFスポーツのみ専用のピアノブラックが設定されている。

 ドアトリムは基本的にはコンソールパネルと同じ素材だが、Fスポーツのみ本アルミとなり、またエグゼクティブ専用として切子調カットガラス+ハンドプリーツトリムが設定されている。オーナメントはインテリアカラーに合わせて10パターンの素材・デザインが用意されている。

 ダッシュボード中央部にある吹き出し部のルーバーは、マグネシウム合金製のルーバーを使用。風向調整の際も内部のルーバーだけが動き、表面のルーバーは平行線が保たれるという見た目のデザイン性を損なわないための工夫が施されたエレガントな仕様だ。

 マッサージチェア並みの高機能シートを備えた後席

 本革シートを全車(全席)に標準装備し、どの席に座っても上質な雰囲気を味わえるLSのインテリア。ドライバーズカーらしく運転席シートの機能を向上させながら、助手席や後席の快適性も追求している。まさに「くつろぎの空間」だ。

 LSのインテリアはさすがフラッグシップと呼べるもので、シートほか各部に使われるのはいずれも高級素材となる。またカラーバリエーションも豊富だ。シート表皮は標準仕様とIパッケージが本革、バージョンLとエグゼクティブがセミアニリン、Fスポーツが専用のウルトラスエードとなるが、エグゼクティブにはLアニリンシートがオプション設定される。そして、エグゼクティブでは後席22ウェイ電動シート、助手席ロングスライドが採用されるなど、さらに豪華な仕様となる。

 シートは、前席は左右とも電動タイプだが、エグゼクティブとバージョンL、Fスポーツでは28ウェイの調整機能付き(Iパッケージおよび標準仕様では運転席・20ウェイ/助手席・18ウェイ)。ポジションメモリー機能も備えている。

 後席のセンターアームレスト部分には大型のリヤコンソールを備え、後席の電動シートはコンソールのタッチパネルで調整する。エグゼクティブでは電動オットマンや降車時に後席シートバックのリクライニングが自動的に起き上がる機能(左後席のみ)も備える。

 その他、快適装備としては、リヤウインドウシェードを全車に標準装備。リヤピラーの内側までカバーするので、ガラス全面を覆うことができる。また、エグゼクティブとバージョンLでは、さらにリヤクォーターウインドウにもシェードを備えている。

 電動開閉式トランクリッドなど機能的な装備も充実

 ラージクラスのフォーマルセダンでは、荷物を積載して長距離移動する際の機能・性能も重要だ。LSのトランクはオーソドックスな形状ながら、必要な容量を確保している。また、そのほかの機能装備も充実しているといえるだろう。

 LSのラゲッジスペースは、セダンならではのオーソドックスな、いわゆる「トランク」となっている。クーペライクなフォルムだが、トランクリッドはイージークローザー付きの電動式。電動で開くだけでなく閉じることもできてとても便利だが、さらに床下に足をかざすと自動でオープンするハンズフリー機能付きだ(エグゼクティブ/バージョンL/Fスポーツに装備)。開くときは前上方に大きく開き、開口部幅も確保されていてアクセスしやすい。トランクスルー構造ではないが、車体そのものが大きいため、ミドルクラスのワゴン車なみ(ハイブリッドで400~430リットル、ターボ仕様で480リットル)の積載容量を確保する。

 ユーティリティ関連では、12.3インチのタッチ式ワイド画面液晶カーナビが全車に標準装備される。オーディオシステムはバージョンL/Fスポーツ/Iパッケージでプレミアムサウンドシステムが標準装備となり、エグゼクティブではマークレビンソンリファレンス3Dサラウンドサウンドシステムとなる。

 そして、なんといってもゴージャスなのが、エグゼクティブの後席まわりの装備。電動でリクライニング、オットマンなどが動き、助手席もロングスライドさせることが可能。シートをリラックスモードに調整していても、ドアを開けると自動的に降りやすい位置にシートが動く。エグゼクティブとバージョンLでは、リヤエアコンも左右独立でコントロールすることができるので、4座席それぞれの温度や風量の設定が可能だ。

 また、エグゼクティブでは後席左右にディスプレイを装備。Blu-rayディスクやSDメモリーカードのスロットも、リヤコンソールに配置されている。スマートフォン経由で映像も見られ、またパソコンやデジタルAV機器との接続が可能だ(AUXジャック、HDMIジャック付き)。

 電源関連では、センターコンソール後部にAC100V・100Wのアクセサリー電源を装備。また、ハイブリッド車ではトランクにAC100V・1500Wの電源端子をオプションで装着することができる(その場合、コンソールの電源もAC100V・1500Wとなる)。豪華なだけでなく、必要な機能や装備が充実した、まさに「おもてなし」のインテリアといえるだろう。

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