2019年のF1シーズンは12レースを終えた。フェラーリは開幕前テストの好調さから一転、1度も勝利を挙げることができないまま夏休みに突入した。
フェラーリSF90はストレートスピードこそ優れているものの、ダウンフォースが不足している為、中速、低速コーナーを主体とするサーキットで苦戦してきた。チームはシーズンを通してダウンフォースを増やすことを優先事項としており、代表のマッティア・ビノットもそれを認めた。また、ダウンフォースが増加することは、2019年仕様のピレリタイヤをより効果的に使えるようになるということを意味する。
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SF90がドラッグ(空気抵抗)が少なく、同時にダウンフォースも少ないマシンになっているという現状に関して、ビノットは次のように語った。
「それは哲学の問題でもコンセプトの問題でもない」
「現在のタイヤは、加熱させるのにも、機能させるのにもダウンフォースが必要だ」
「もし1年前に戻れるのなら、我々はドラッグが増えようとも、よりダウンフォースに焦点を当てた開発をしていただろう。それを“コンセプト”と呼ぶのだろうか?……よく分からない」
ビノットはプレシーズンテストの終盤でメルセデスがパフォーマンスを発揮し出したことで、彼らが手強いパッケージを作り上げたことに気付いたという。ただ、それでもフェラーリSF90はメルセデスW10と互角の戦いができると踏んでいたようだ。
「我々はシーズン開幕戦での自分たちのパフォーマンスの低さに驚かされた。(メルセデスの)先を行くことはなくとも、同等な速さはあると思っていたからだ」
シーズン序盤から苦戦したフェラーリだったが、第5戦スペインGPでの敗北が特にショッキングな出来事だったという。なぜなら舞台となったカタルニア・サーキットは、プレシーズンテストでフェラーリがトップタイムを連発したサーキットだったからだ。
「奇妙なことにシーズン前半戦を振り返ると、あるチームはいくつかのレースでは速いが、その他のレースはそうではない、といった状況があった。それはシーズン開幕当初から最速だったマシン(メルセデス)でさえも、特定のサーキットでは最速ではなかった。全てのマシンに大きなアップダウンがあった」
「おそらくウインターテストも、単に我々が出来過ぎだったか、彼ら(ライバルチーム)が良くなかったかのどちらかだろう。理由がどうであれ、異なる状況、異なるサーキット、異なる天候、異なるタイヤ……これらに(結果は)左右されるんだ」
最後にビノットはこう付け加えた。
「我々はいくつか好機を逃した。もしいくつかのレースで勝つことができていれば、状況は完全に異なっていただろう」
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