米国トヨタは、米国で来春発売となる新型「カローラセダン」を発表した。
今春のニューヨーク・ショーでデビューした「カローラ・ハッチバック(日本名:カローラ・スポーツ)」に遅れること半年余り。12代目カローラへ追加されるセダンは、ハッチバック同様、トヨタがグローバル展開する設計思想「TNGA(Toyota New Global Architecture)」に基づいて開発され、スポーティイメージの強いルックスで姿を見せた。
エクステリアはワイド&ローを強調したデザインとされ、低重心化による俊敏なハンドリングも実現したとのこと。例えば、ボンネットは先代より10mm近く低められ、重心を下げることに成功している。また、フロントシートの着座位置も先代に比べより低く、後方に移動。ドライビングポジションだけでなく、前後重量配分も最適化された。
エントリーグレードは先代の1.8リッターガソリンユニットを出力を高めた上でキャリーオーバーするが、上位グレードでは新開発の2.0リッターガソリンを搭載。169馬力と205N・mを発揮するこの4気筒エンジンは、バルブタイミングをモーターで制御するVVT-iEなどの新技術により、40%という高い熱効率を実現し、同時に小型軽量化も達成したという意欲作だ。組み合わされるトランスミッションはCVTに加え6MTも用意される。
運転支援システムも、歩行者や自転車まで対応する自動ブレーキを始め、レーントレーシングアシストや標識認識装置がパッケージとなった「トヨタ セーフティ センス2.0」を装備し、コンパクトセダンとしては出色の内容となっている。
ほぼ同じタイミングで発表された中国向けカローラセダンが、ラグジュアリーとスポーティの2仕様をそろえるのに対し、米国向けはスポーティ1本で勝負となった。この辺りは顧客ニーズの違いだろうが、SUV人気全盛の中にあっても、中国と米国の二大市場ではまだまだセダン需要が旺盛。カローラセダンがグローバル市場でヒットを飛ばすことに期待したい。
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