■プリウスだけどフェラーリぽい?
フェラーリといえば誰もが憧れるスーパーカーです。対して、トヨタ「プリウス」は2019年の登録車年間販売台数で1位になった売れている大衆車ですが、このふたつの要素が合わさったカスタマイズモデルが「大阪オートメッセ2020」でお披露目されました。どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】誰もが振り返る個性を発揮!? ド級プリウスを見る!(16枚)
この「プリウスフェラーリ」は、山口県で新車や中古車、輸入車の販売をおこなっている株式会社シーザーが手掛けたカスタムモデルです。
ベース車は、4代目となる現行型のプリウスで、2018年12月のマイナーチェンジ後のモデルとなります。
カスタマイズは、「フロントバンパー」、「リアバンパー」、「RAYS製19インチアルミホイール」といったパーツを装着。トヨタの安全機能「トヨタセーフティセンス」にも対応し、リアバンパーに干渉しないためのマフラーカッターも付属しています。
また、よりスポーティな雰囲気を演出するために、RS-R製のダウンサスを装着することで、車高を下げています。
それぞれパーツの品番には、「SP42」という記載がされていますが、その意味について、製品担当者は「エアロパーツのナンバリングは、『セダンのS』、『プリウスのP』、『4は4代目プリウス』、『2は2回目のマイナーチェンジ』を表しています」と説明します。
フェラーリのようなプリウスを開発するきっかけについて、製品担当者は次のように話します。
「普段は、トヨタやダイハツなどの新車販売をおこなっていますが、トヨタ自身が全店で全車種を扱い始めるなど、何か特色が無ければ販売店として生き残れないのではないかと考えました。5年後10年後を見据えたときに、フェラーリのようなプリウスみたいなカスタマイズもやっておかないとと思い企画しました。
主にカスタマイズパーツを装着したコンプリートカーとしての販売が基本ですが、遠方のお客さまなどには個別のパーツ販売もおこなっています。
プリウスに関しては、マイナーチェンジの際に『目がフェラーリに似ているのでは?』という話から企画がスタートしました。実際に、何台かはすでにご成約頂いておりいまのところ好調です」
※ ※ ※
プリウスは売れているクルマのため、街中でも多く見かけるだけでなく、駐車場などでもひと目で自分のプリウスかがわからないことがあるといいます。
また、日本人は人気な物に興味がある反面、個性を持ちたがる性格なため、プリウスを自分の好みにカスタマイズするユーザーは一定数存在するようです。
そのようなユーザーには、今回のプリウスフェラーリはマッチするのかもしれません。
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