純正パーツを匠の技でフィッティング
2020年1月10日~12日まで千葉県にある幕張メッセ行われていたチューニングカーの祭典『東京オートサロン2020』。展示車両の中で「あっ!」と驚くようなカスタムが施された車両にフォーカスしレポートする。
セルチュリー? いやいや、センチュリーの間違いでしょ……と思ったら、2代目セルシオ(UCF21型)に新型センチュリー(UWG60型)の顔面などを移植した、正真正銘のセルチュリーだった!
K.BREAKのブースに展示されていた、この車両。製作したのは、ワンオフボディショップMIZUNO BODY WORKSで、代表自身の愛車とのこと。
ショー用にタイヤにはキャンバーが付けられているが、いつでも公道を走れる状態にできるそうだ。
フロントまわりは新型センチュリーからゴッソリ移植。
フェンダーについてはセルシオとセンチュリーの部品をパズルのように組み合わせて製作したそうだが、よくよく目を凝らしても、どこからセルシオでどこまでセンチュリーなのか、まったく分からない。
ドアとフェンダーなど細かな部分のチリも、見事なまでに揃っている。
「もともと、このような仕様でメーカーから市販されているような違和感のなさ」を目指したというが、まさにそのとおりだ。
オーナーはセンチュリーの美しいボディラインに心酔。このスタイルにする以前は2代目センチュリー・ルックにしていた、というから筋金入りだ。
コスト度外視で細部まで納得のいく仕上がりに
一昨年、新型センチュリー発表を聞きつけた瞬間から、パーツの発注を開始。
実は昨年の東京オートサロン開催時、すでに車両としてはできていたが細部の仕上がりに納得がいかず、あえて出展を見送り。
熟成を重ねた末、晴れて今年お披露目にこぎつけた、という経緯がある。
ちょっと気になるのはお値段。「工賃を除いた部品代だけで、普通に車1台買えますよ」とのこと(!)。
ヘッドライトひとつでなんと40万円近くもしたが、当然ながら素のままではセルシオのボディに付かず、いったんバラして細工してから(詳細は企業秘密)装着する、という手間のかけ方&大胆さ。
それならいっそのこと、センチュリーに乗り替えてしまったら……と一般市民は思ってしまう。実際、2代目センチュリーに乗っていた経験もあるらしいが、ドレスアップ、カスタマイズの楽しさは、セルシオだからこそ得られるものだという。
両車を組み合わせるのがベスト! という結論なのである。
カスタムカーであっても、高級車らしくシンプルに美しく仕上げるのが美学、と語るオーナー。
「Bピラーは今ブラックアウトさせてありますが、次は新型センチュリーと同じクローム仕様にしたいですね」とリアリティの追求はまだまだ続く様子だ。
- 車両スペック - ■エンジン系型式:1UZ排気量:4000cc
■排気系マフラー:ワンオフ/出口K-BREAK
■外装関係エアロキット名:現行センチュリーボディカラー:瑞雲ドレスアップ内容&使用パーツ:現行センチュリー顔面移植/K-BREAK加工/その他移植
■内装関係シート:本革貼替ステアリング:50センチュリー移植・張替オーディオ:アルパインカーナビ:アルパインその他:ドア4枚/リアトレイ加工/LEDリレーシステム
■サスペンションサスキット名:IDEAL ショック:IDEALスプリング:IDEAL
■ホイールホイールメーカー・名称:3K-BREAK ファイブスタサイズ(F):19×9.5Jサイズ(R):19×12J
■タイヤホイールメーカー・名称:NITTOサイズ(F):225/35-19サイズ(R):235/35-19
文/田端邦彦、写真/稲葉 真
東京オートサロン関連の記事はこちら東京オートサロン2020の公式HPはこちら全国のトヨタ セルシオ(2代目)の中古車を見てみる
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
ホンダが“赤い”新型「プレリュード」初公開! “22年ぶり復活”の「2ドアクーペ」が鮮烈レッドに変化!? 2024年にも登場期待の「新モデル」米に登場
スバル「新型SUV」発表! スポーティ&ブラックな内外装がカッコイイ! オシャブルー新設定に販売店でも称賛の声
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
まわりを巻き込む可能性もあるからヤメてくれ! 元教習所教官が語る「よく見かける」危険運転3つ
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
「格安観光地」に成り下がった日本! 観光公害の深刻化で「宿泊税」検討も、もはや混雑“ディズニーランド並み”の現実
みんなのコメント
どんな服装でのるのだ?(笑)