メルセデス・ベンツのBEVブランドがEQで、Cクラス/GLCに相当するモデルだからEQC。ご存じのように、ガソリンを燃やして走るクルマをつくったのはカール・ベンツとゴットリープ・ダイムラー。エンジン車の父であるメルセデス・ベンツが考えるBEVとはどんなものか、とわくわくしながら乗り込んでみると─。
インテリアのデザインや操作系のインターフェイスは最近のメルセデス・ベンツそのもの。いつも通りの操作でするする走る。
電動化によって、本当の意味でのラグジュアリー性能が引き上げられた
ただし、モーターの利点を活かした静かさと滑らかさは普通のエンジン車とはまるで違う。自動追従系の運転支援装置も、繊細に動力を制御できるモーターのほうがキメ細かい。重心の低さとエアサスの組み合わせによる懐の深い乗り心地もあわせて、ゆったりと、快適に、安心して移動できる。電動化により、メルセデス・ベンツの美点がさらに強まったのだ。見かけの豪華さではない、このブランドが考える本当のラグジュアリー性能が引き上げられた。
前言を撤回。メルセデス・ベンツはエンジン車の父なんていうちっぽけな存在ではなく、モータリゼーションの父なのだ。
サイズ感的には、同社の人気SUV、GLCとほぼ同じ。ドイツのブレーメン工場で生産されるのも共通。初めてBEVに乗っても違和感を感じないように配慮されている。前後にモーターを搭載。普段は前輪駆動で、必要に応じて後輪にもトルクを配分。実用に不足のない広い荷室。Mercedes-Benz EQCメルセデス・ベンツが考える未来のクルマのカギは「CASE」。すなわちコネクト、自動運転、シェア&サービス、電動化。EQとは「Electric Intelligence」を意味する同社の新ブランドで、EQCが量産第1号。
SPEC
全長×全幅×全高:4761×1884×1623mm ホイールベース:2873mm 車両重量:2495kg 乗車定員:5名 ¥10,800,000~
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みんなのコメント
でないと遠出の度急速充電スポットを探すところから始めなきゃならない。
ガソリン車なら数分あれば満タンに出来るぜ。