■3年ぶりの首位になったホンダ「ヴェゼル」
2020年1月9日に、日本自動車販売協会連合会は2019年の年間販売台数を発表しました。
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1位は、トヨタ「プリウス」の12万5587台となり、2位に日産「ノート」の11万8472台がランクインしています。また、人気の高いSUVジャンルではホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」が3年ぶりの首位に輝きました。
近年、SUVの人気は定着しており、国内外の自動車メーカーから続々と新型モデルが登場しています。2019年に新たに発売された国産SUVモデルだけでも、トヨタ「RAV4」「ライズ」、マツダ「CX-30」、ダイハツ「ロッキー」という4車種が発売されました。
そんなSUVのなかでもっとも売れたのが、5万5886台を販売したホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」です。
ヴェゼルは、2013年12月にSUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバン並みの使い勝手など、ジャンルの枠を超えた価値を高次元で融合したクルマとして誕生しました。
2018年2月のマイナーモデルチェンジでは、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を標準装備。2019年1月には、1.5リッターガソリンエンジン搭載の「ヴェゼル ツーリング」を追加しています。
さらに同年11月には「ヴェゼル ツーリング モデューロ エックス)」、「ヴェゼル ハイブリッド モデューロ エックス」を追加設定し、ヴェゼルの商品力を強化し続けてきました。
ホンダによると、「グローバルモデルであるヴェゼルは、2013年の発売から全世界で累計約327万台(日本では累計約42万台)を販売。洗練されたデザインや広い荷室、室内空間で、世界中の幅広い層のお客様から支持をいただいております」と説明しています。
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最近のSUVジャンルでは、2014年から2016年まではヴェゼルがSUVジャンルでNo.1となり、その後2017年、2018年とトヨタ「C-HR」に首位の座を奪われていました。
しかし、2019年に再び首位を奪還することができましたが、僅差でC-HRや「RAV4」がランクインしている状況です。また、同年12月単体の販売台数では、前出のライズが2位に浮上しているなど、2020年のSUV販売動向がどうなっていくのか注目です。
■ミニバンNo.1は日産「セレナ」からあの人気ミニバンに!
2018年の年間販売台数にて、もっとも売れたミニバンは日産「セレナ」です。2019年の前半でも好調を維持していましたが、同年7月にトヨタ「シエンタ」にミニバンジャンルの首位を奪われてから失速しています。
また、8月にはシエンタがミニバン初となる登録車全体の単月首位になったことや、同月におこなわれたセレナのマイナーチェンジでは、デザインが変更されましたが一部のユーザーからは不評を買い、2019年の下半期では販売台数が低迷していました。
これらの要因によって、シエンタが11万880台を販売して2019年のミニバンジャンルNo.1に輝いたのです。なお、セレナはシエンタに続く2位の9万2956台となっています。
シエンタは2018年9月にマイナーチェンジを受けて、フロントグリルのデザイン変更に加え、2列シートの「ファンベース」を加えています。2列シートの追加が売れ行きを押し上げました。
シエンタが好調に売れる理由について、トヨタの販売店は次のように説明します。
「シエンタは、『ヴォクシー』のようなミドルサイズミニバンからダウンサイジングするお客さまに人気が高いです。外観のデザインが適度に個性的で趣味性も感じられるためか、『ハリアー』のような上級SUVからの乗り替えもあります」
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また、2019年の年間販売台数において、トヨタ「ヴォクシー(全体8位:8万8012台)」や、ホンダ「フリード(全体9位:8万5596台)」などもトップ10にランクインし、売れ筋ミニバンとなっています。
さらに、全体13位には高級ミニバンのトヨタ「アルファード」がランクインするなど、ボディサイズやクラス問わずミニバンジャンルが人気なことがうかがます。
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みんなのコメント
2014年 ①ヴェゼル ②ハリアー ③エクストレイル
2015年 ①ヴェゼル ②ハリアー ③エクストレイル
2016年 ①ヴェゼル ②エクストレイル ③ハリアー
2017年 ①C-HR ②ヴェゼル ③ハリアー
2018年 ①C-HR ②ヴェゼル ③エクストレイル
2019年 ①ヴェゼル ②C-HR ③RAV4
2020年のトップは間違いなくライズになるだろうけど、ヴェゼルは何位に残れるかな?
新型になれば少しは盛り返すだろうけど、ヤリスベースのSUVが出たら確実に終わるね。