選択肢の多いBMWからどう選ぶべきか?
輸入車メーカのシェア14%を占めるBMWは、日本人から広く愛されてきたメーカーだ。カーセンサーに登録されている中古車を見ても、全体の6分の1強がBMWという状態である。
なぜ、それほどまでにBMWは愛されるのだろうか? それは自らの掲げる理念「駆けぬける歓び」に表れるように、機械を操る根源的な楽しさが味わえる車を作っているからだ。
人の意思が各パーツを伝播して、強大なパワーとなって街を駆けぬける。BMWは昔からそういう車作りをしているのだ。例えば、戦前の名車328ロードスター。乗ってみれば現代でも通用するパフォーマンスに驚くはずだ。操る気持ちよさを追求してきたからこそ、ここまで多くの人に愛されるのだろう。
そんなBMWを今月のカーセンサーEDGEで大特集! 台数が多いだけに選択肢が膨大なBMWから、業界のエキスパートたちが2020年に買うべきモデルをセレクト。「ベストバイ BMW 2020」と題して掘り下げる。
特集内では、モータージャーナリスト五味康隆・塩見智の2名による、価格帯別のオススメ認定中古車や、西川淳・島下泰久が選ぶMモデルの最適解など、全12シリーズに及ぶBMWの選び方をアドバイス。
その他にも、EDGE的に後世に残すべきだと感じた名車や、BMWのヒストリー。SAV/SACを称するXシリーズの最新事情などコラムも盛りだくさん。BMW入門にふさわしい内容になっている。
BMWの真髄が味わえる、走り至上主義BMW M4クーペ
そして表紙を飾るのは、“駆けぬける歓び”に満ちあふれたM4クーペ。4シリーズクーペのハイパフォーマンスモデルで、3L直6ツインパワーターボを搭載。最高出力431ps、最大トルク550N・mというスペックを誇る。トランスミッションに7速M DCTドライブロジックまたは6速MTを組み合わせる。
M4クーペの特徴は、アダプティブMサスペンションを搭載している点だ。これは電子制御ダンパーを1000分の1秒単位で自動調整しつづけ、路面状況と走行スタイルに合わせた最適なロードホールディングと、最大限のトラクションを実現するものだ。さらにサスペンションはコンフォート、スポーツ、スポーツプラスなど好みに応じた各モードを用意している。まさに、走りを楽しむための車だ。
表紙のM4クーペは現行型だが、モデル末期ということもあり新車時価格の半額程度の個体だ。カーセンサー上でも執筆時点で下は398万円から上は1980万円、平均価格は684.9万円とだいぶ落ち着きを見せている。流通台数も111台と多めなので、大穴といえる個体もまだまだ見つけられそうだ。表紙を飾ったBMW M4クーペの中古車はこちらM4の他、特集内にはM3や現行3シリーズに、700カブリオやノイエクラッセなどの変わり玉も含めた様々な車種が登場。お気に入りの1台がきっと見つかるはずだ。
文/編集部、写真/デレック槇島、BMW
カーセンサーEDGE 2月号ベストバイ BMW 2020
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みんなのコメント
下手すりゃ2021年にずれ込む。
まだまだ現行、確かに買いだな。